Calmi Cuori Appassionati
冷静と情熱の模型製作
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2013-09-04 13:02 |
カテゴリ:台座
こんにちは。
ゲリラ豪雨、猛暑、と今年も自然が大変な夏でしたが、皆様今年の夏はいかがでしたでしょうか。
今回のブログはGBWC2013に応募したνガンダムの台座作りの記事になります。
その前に。。

「宇宙世紀最強の機体」
http://www.modelers-g.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=15116
4ヶ月半前にモデラーズギャラリー(MG)に投稿させていただいた、
「宇宙世紀最強の機体」ことνガンダムがなんと1000pt越えておりました。

MGの歴代ランキングでも第3位(9月3日現在)という。。
周りを見ればオラザク大賞(金賞)作品や、模型(ガンプラ)をされてる方なら誰でも知るプロの方々の作品など、正直自分のνとサザビーは「場違い」きわまりないのですが、このような大きな評価をいただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。。
今一度、今回のνガンダムを見てくださった皆様、投票してくださった皆様、コメントをくださった皆様、、
本当にありがとうございました。。!
~台座製作~
前々回の製作記【νガンダム 台座作り篇】で、一つ展示会用の台座を作ったのですが完成後、実際に展示したものを見ていろいろと反省点が見つかったため今回GBWCに応募するにあたり、新規にもう一つ台座を作る事に。
前回の反省点を挙げると。。
・台座そのものが縦に長く、νガンダムを置いた時に間延びしてしまっていた。
・サイズがややちいさかった。
・約5日間の即興で作ったため、台座そのもののクオリティが低かった(自分の満足いく出来ではなかった)
・ベースは市販されているメカニカルベースなどを使用していて、市販品の組合わせが多かった(もうすこしオリジナルのスクラッチ部分を入れたかった)
このような反省点を加味し、これは台座の修正のみでは改善できないと考え新規でもう一つ作ることにしたのです。
製作中に撮った写真とともにところどころ解説を加えていきたいと思います。

まず全体のベースとなる土台をプラバンの箱組みで作っていきます。
今回は「真四角」ではなく、エッジ部分に面をつけ、全体で8角形になるようにします。
下の台座と上のベースの間にはトラスを組み込みます。

下の部分とトラス部分を塗装します。
下の台座の部分はのちにプレートをつける予定なのでシンプルに仕上げています。
次に台座の上部(ベース)作りです。

アドビのイラストレータを使用し、このように設計図を作っていきます。

出来たものを実際に形にしていく作業です。
プリントアウトし、この形状をプラバンにトレースしていきます。

このような感じで仕上がっていきます。

配色のバランス等もイラストレータ上で決めていきます。

おおまかな形状の切り抜き(トレース)作業が終わったところです。

横から見たところです。ところどころ二枚重ねにして段落ちモールドのようにしています。

プラバンや真鍮線を使い凸モールド類を追加していきます。
同時にスジボリ(バネルライン)も入れていきます。

塗装開始です。同色形のグレーをいくつかのパターンにわけて。

次にデカール。今回デカールも自作しました。

このような感じで貼っていきます。

最後にプレート。
メタルペーパーを使用し、プリントアウト。前面にはタイトル。サイドにはνガンダムのスペックや、誕生までの経緯などを書いたものを取り付けようと思います。
完成した新しい台座がこちらです。





前回の台座の反省点を踏まえ、自分なりにあのνガンダムに合う台座を製作いたしました。
完成がGBWC応募締め切り2日前という結構ギリギリの作業でしたが、なんとか間に合わせることも出来てほっとしています。
無事、応募も終え今は結果待ちの状態ですが、念願でもあったGBWCに初参加できたことをただただ嬉しく思います。
願わくば一次予選通過できたらいいな。。と思っておりますが、こればかりは審査員の方々の目に留っていただける事を祈るばかりです。
そして、今回の台座製作にあたりツイッターを通じ、同じく「GBWC」「オラザク」その他等コンテストに応募されるモデラーの皆さんとお互い励ましあいながら製作できた事、本当に心より感謝いたします。
本当に、、貴重な経験でした。。
暑い夏の中の、熱い模型製作
皆さんの「熱い熱い模型魂」をツイッターの画面からひしひしと感じとり、それを自分の活力、出力のエネルギーに変えておりました。
本当にありがとうございました。
そして、、長きにわたる製作、皆さんお疲れさまでした!

最後に一枚だけ、νガンダムと。
ではでは、また次回です!
ゲリラ豪雨、猛暑、と今年も自然が大変な夏でしたが、皆様今年の夏はいかがでしたでしょうか。
今回のブログはGBWC2013に応募したνガンダムの台座作りの記事になります。
その前に。。

「宇宙世紀最強の機体」
http://www.modelers-g.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=15116
4ヶ月半前にモデラーズギャラリー(MG)に投稿させていただいた、
「宇宙世紀最強の機体」ことνガンダムがなんと1000pt越えておりました。

MGの歴代ランキングでも第3位(9月3日現在)という。。
周りを見ればオラザク大賞(金賞)作品や、模型(ガンプラ)をされてる方なら誰でも知るプロの方々の作品など、正直自分のνとサザビーは「場違い」きわまりないのですが、このような大きな評価をいただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。。
今一度、今回のνガンダムを見てくださった皆様、投票してくださった皆様、コメントをくださった皆様、、
本当にありがとうございました。。!
~台座製作~
前々回の製作記【νガンダム 台座作り篇】で、一つ展示会用の台座を作ったのですが完成後、実際に展示したものを見ていろいろと反省点が見つかったため今回GBWCに応募するにあたり、新規にもう一つ台座を作る事に。
前回の反省点を挙げると。。
・台座そのものが縦に長く、νガンダムを置いた時に間延びしてしまっていた。
・サイズがややちいさかった。
・約5日間の即興で作ったため、台座そのもののクオリティが低かった(自分の満足いく出来ではなかった)
・ベースは市販されているメカニカルベースなどを使用していて、市販品の組合わせが多かった(もうすこしオリジナルのスクラッチ部分を入れたかった)
このような反省点を加味し、これは台座の修正のみでは改善できないと考え新規でもう一つ作ることにしたのです。
製作中に撮った写真とともにところどころ解説を加えていきたいと思います。

まず全体のベースとなる土台をプラバンの箱組みで作っていきます。
今回は「真四角」ではなく、エッジ部分に面をつけ、全体で8角形になるようにします。
下の台座と上のベースの間にはトラスを組み込みます。

下の部分とトラス部分を塗装します。
下の台座の部分はのちにプレートをつける予定なのでシンプルに仕上げています。
次に台座の上部(ベース)作りです。

アドビのイラストレータを使用し、このように設計図を作っていきます。

出来たものを実際に形にしていく作業です。
プリントアウトし、この形状をプラバンにトレースしていきます。

このような感じで仕上がっていきます。

配色のバランス等もイラストレータ上で決めていきます。

おおまかな形状の切り抜き(トレース)作業が終わったところです。

横から見たところです。ところどころ二枚重ねにして段落ちモールドのようにしています。

プラバンや真鍮線を使い凸モールド類を追加していきます。
同時にスジボリ(バネルライン)も入れていきます。

塗装開始です。同色形のグレーをいくつかのパターンにわけて。

次にデカール。今回デカールも自作しました。

このような感じで貼っていきます。

最後にプレート。
メタルペーパーを使用し、プリントアウト。前面にはタイトル。サイドにはνガンダムのスペックや、誕生までの経緯などを書いたものを取り付けようと思います。
完成した新しい台座がこちらです。





前回の台座の反省点を踏まえ、自分なりにあのνガンダムに合う台座を製作いたしました。
完成がGBWC応募締め切り2日前という結構ギリギリの作業でしたが、なんとか間に合わせることも出来てほっとしています。
無事、応募も終え今は結果待ちの状態ですが、念願でもあったGBWCに初参加できたことをただただ嬉しく思います。
願わくば一次予選通過できたらいいな。。と思っておりますが、こればかりは審査員の方々の目に留っていただける事を祈るばかりです。
そして、今回の台座製作にあたりツイッターを通じ、同じく「GBWC」「オラザク」その他等コンテストに応募されるモデラーの皆さんとお互い励ましあいながら製作できた事、本当に心より感謝いたします。
本当に、、貴重な経験でした。。
暑い夏の中の、熱い模型製作
皆さんの「熱い熱い模型魂」をツイッターの画面からひしひしと感じとり、それを自分の活力、出力のエネルギーに変えておりました。
本当にありがとうございました。
そして、、長きにわたる製作、皆さんお疲れさまでした!

最後に一枚だけ、νガンダムと。
ではでは、また次回です!
2013-07-16 13:26 |
カテゴリ:台座
ひさしぶりの更新となりました(汗)
初の広告表示も出てしまい。。 アクセスしていただいた方には見づらく申し訳ありませんでした。
この一ヶ月くらいの間、何をしていたか・・・、もちろん製作のほうもすこしつづではありますが進めてはいるのですが、それ(製作)以外のモデラーとしての活動、勉強等に重きを置いておりました。
やはりアウトプット(製作)を続けているばかりではなく、今はインプット(勉強、吸収)もとても大切であり、インプットを怠りアウトプットばかりしてるといろんな意味でワンパターン化、そしてアイデア、デザイン等「枯渇化」をしてしまうので、インプット、そしてアウトプットをバランス良くこれから続けてまいりたいと思っております。
今回のブログ記事は、この数ヶ月の間でインプット(吸収)したものを実際に自分で作ってみた。。そういう内容の記事にしたいと思います。
ちょうど先月になりますが、n兄さんからお誘いをいただき「竹谷隆之さんの個展」を見に行ってまいりました。

もうあちこちの模型・造形関連のブログで写真等公開されておりますので、ここでは掲載等は一枚のみに控えさせていただきますが、とにかくこの夏場の蒸し暑い季節の中でも鳥肌が立つほどの数々の造形物を目の当たりにし、あらためて「実物展示だけがもつ圧倒的なチカラ」を感じることとなりました。

あそこで見た、得たものというのは今よりも数ヶ月後、数年後に必ず活きてくる、また活かしていかなければならないなと感じております。
そしてこういった展示会等にお声をかけてくださったn兄さんには本当に感謝の言葉もなく、そこでいただけるお言葉、どの部分に兄さんが感動されているのかなど、そういった部分も含め今回もたくさんの勉強をさせていただいた、自分にとって大変実りある1日となりました。
静岡HSに続き、自分に勉強する場を与えてくださったこと、本当にありがとうございました。
いただいた数々のお言葉、「こういう作品をしっかりと見ておけ」とアドバイスくださった事など、今後の作品に吸収、そして反映させていくことがなによりの恩返しだと思っておりますので、これからますます精進していきたいと思います。
*******************
先日の竹谷さん展だけでなく、自分はこの半年間の間、かなり積極的に展示会、模型作品が拝見できるオフ会等に参加させていただきました。
模型再開して以来1年間はそういったところに一切顔を出さず、ただひたすら製作のみに打ち込んでおりましたが、一転今年に入ってからは「模型作品を実際に生で拝見する」という別の意味での模型力向上のための勉強をしております。
そこで自分が感じたもの、写真だけでは決してわからなかった部分等、驚くほど多くの発見がありました。
写真とは全くの別物に見えてしまうもの、
写真ではその作品が持つチカラ、魅力が半減以下・・・
というのもあり、そこで今回、
「模型作品を画像公開だけではなく実際に展示する場合を想定しての作品作り」
にチャレンジしてみました。
その一つ「台座作り」です。
ジオラマ、ヴィネットでは当たり前になっている台座ですが、単体モデルでもこういったものもあってもいいんじゃないかと。。
それもアクションベースやアクリル板などをそのまま使用するのではなく、オリジナルの台座を作ってみたい。

ということで、早速東急ハンズに向かいまず台座の下のベースとなる「木製の台座」を作るため、木材を仕入れてきました。
ハンズは木材をサイズ指定すればその場でカットしてくれるので自分が作りたいサイズにそれぞれ断裁。

組み立ての開始です。木工用ボンドを使い組立てていきます。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、天然のそのままの色では安っぽくなってしまうので、木に使い古したような「色」をつけていきます。
これは塗装ではなく、ニスと研磨ですこしづつ天然木に色をつけていくのです。

ニスを塗布後、乾いたら全体を研磨し、またニスを塗る、そして乾いたらまた研磨・・・これを今回は7~8回繰り返しました。

これが元の色との差です。元はざらついておりますが、こまかい研磨を重ねていくことでつやつやの質感に変わりました。
次にプレートです。これもとても重要なアイテムで、自分はこれを「鉄の質感」のあるプレートにしたいと考え、画材など豊富に取り揃えてある世界堂さんへ行き、鉄の質感のある紙はないかと探したところ、インクジェットプリンタでもにじまないメタルペーパーというものを発見。購入しテストしてみたところ、自分の想像よりはるかにキレイにプリント出来ました。

インクのにじみもほとんどありません。
アルミ質感を感じさせる「ヘアライン」もとても良く、今後他の部分でも使えそうです。
次に木製の台座の上に置くヴィネット風なものの製作。

νガンダムは宇宙仕様ということで土や岩を置くのは違和感がある。そこでトラスを下に敷き、その上にメカニカルな人工物を置きました(これはコトブキヤのメカニカルベースを使用)。
νガンダムはここに浮かせて展示したいのでνガンダム用の支柱をこのメカニカルベースに取り付けます。
一応のベースの完成ですが、これだと変にまとまりすぎており、面白みもなく、どうにも味気ない。。


そこで、そのベースから配線、配管、鉄骨などをランダムにむきださせました。

最後に上のベースにもジャンクパーツ類をデコレートし、工作部分は完成です。
塗装に入ります。

まずは黒サフを全体にムラのないように吹きかけていきます。

そしてアイアンカラーを塗布。
このままではつまらないので汚し塗装を加えます。



アクリルのブラックを使いウォッシング。均等ではなく、ところどころ汚しがひどい部分、またそこそこキレイな部分などランダムに汚していきます。

オリジナルと。だいぶ汚れました(^^;
最後に仕上げのコーティング(ツヤをすこし取ります)をして完成です。
昨晩、一眼レフで撮影をしてみましたので、完成品をご覧ください。






一応、台座は地球に落下するアクシズ内を想定して作りました(こういう雰囲気のところにνガンダムが入り込んでいくシーンありましたよね)。
実際にνガンダムも取り付けてみたのですが自分が想像していた形になってくれたと思います^^
わずか5日間の製作でしたが、単体の製作とはまた違った楽しさがあり、かなり夢中になって一気に作り上げてしまいました。
中でもひさしぶりの「汚し塗装」は手前味噌ながら自分が大好きな表現方法ですので、ソリッドのキレイ塗装ばかりでなく、またこういった塗装もしていきたいなと思いました。
以上、「オリジナル台座作り篇」でした。
ではでは、また次回!
※猛暑が続いておりますが、皆様どうか適度な水分・塩分をマメに摂るようにしてご体調など崩さずご自愛くださいませ。
初の広告表示も出てしまい。。 アクセスしていただいた方には見づらく申し訳ありませんでした。
この一ヶ月くらいの間、何をしていたか・・・、もちろん製作のほうもすこしつづではありますが進めてはいるのですが、それ(製作)以外のモデラーとしての活動、勉強等に重きを置いておりました。
やはりアウトプット(製作)を続けているばかりではなく、今はインプット(勉強、吸収)もとても大切であり、インプットを怠りアウトプットばかりしてるといろんな意味でワンパターン化、そしてアイデア、デザイン等「枯渇化」をしてしまうので、インプット、そしてアウトプットをバランス良くこれから続けてまいりたいと思っております。
今回のブログ記事は、この数ヶ月の間でインプット(吸収)したものを実際に自分で作ってみた。。そういう内容の記事にしたいと思います。
ちょうど先月になりますが、n兄さんからお誘いをいただき「竹谷隆之さんの個展」を見に行ってまいりました。

もうあちこちの模型・造形関連のブログで写真等公開されておりますので、ここでは掲載等は一枚のみに控えさせていただきますが、とにかくこの夏場の蒸し暑い季節の中でも鳥肌が立つほどの数々の造形物を目の当たりにし、あらためて「実物展示だけがもつ圧倒的なチカラ」を感じることとなりました。

あそこで見た、得たものというのは今よりも数ヶ月後、数年後に必ず活きてくる、また活かしていかなければならないなと感じております。
そしてこういった展示会等にお声をかけてくださったn兄さんには本当に感謝の言葉もなく、そこでいただけるお言葉、どの部分に兄さんが感動されているのかなど、そういった部分も含め今回もたくさんの勉強をさせていただいた、自分にとって大変実りある1日となりました。
静岡HSに続き、自分に勉強する場を与えてくださったこと、本当にありがとうございました。
いただいた数々のお言葉、「こういう作品をしっかりと見ておけ」とアドバイスくださった事など、今後の作品に吸収、そして反映させていくことがなによりの恩返しだと思っておりますので、これからますます精進していきたいと思います。
*******************
先日の竹谷さん展だけでなく、自分はこの半年間の間、かなり積極的に展示会、模型作品が拝見できるオフ会等に参加させていただきました。
模型再開して以来1年間はそういったところに一切顔を出さず、ただひたすら製作のみに打ち込んでおりましたが、一転今年に入ってからは「模型作品を実際に生で拝見する」という別の意味での模型力向上のための勉強をしております。
そこで自分が感じたもの、写真だけでは決してわからなかった部分等、驚くほど多くの発見がありました。
写真とは全くの別物に見えてしまうもの、
写真ではその作品が持つチカラ、魅力が半減以下・・・
というのもあり、そこで今回、
「模型作品を画像公開だけではなく実際に展示する場合を想定しての作品作り」
にチャレンジしてみました。
その一つ「台座作り」です。
ジオラマ、ヴィネットでは当たり前になっている台座ですが、単体モデルでもこういったものもあってもいいんじゃないかと。。
それもアクションベースやアクリル板などをそのまま使用するのではなく、オリジナルの台座を作ってみたい。

ということで、早速東急ハンズに向かいまず台座の下のベースとなる「木製の台座」を作るため、木材を仕入れてきました。
ハンズは木材をサイズ指定すればその場でカットしてくれるので自分が作りたいサイズにそれぞれ断裁。

組み立ての開始です。木工用ボンドを使い組立てていきます。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、天然のそのままの色では安っぽくなってしまうので、木に使い古したような「色」をつけていきます。
これは塗装ではなく、ニスと研磨ですこしづつ天然木に色をつけていくのです。

ニスを塗布後、乾いたら全体を研磨し、またニスを塗る、そして乾いたらまた研磨・・・これを今回は7~8回繰り返しました。

これが元の色との差です。元はざらついておりますが、こまかい研磨を重ねていくことでつやつやの質感に変わりました。
次にプレートです。これもとても重要なアイテムで、自分はこれを「鉄の質感」のあるプレートにしたいと考え、画材など豊富に取り揃えてある世界堂さんへ行き、鉄の質感のある紙はないかと探したところ、インクジェットプリンタでもにじまないメタルペーパーというものを発見。購入しテストしてみたところ、自分の想像よりはるかにキレイにプリント出来ました。

インクのにじみもほとんどありません。
アルミ質感を感じさせる「ヘアライン」もとても良く、今後他の部分でも使えそうです。
次に木製の台座の上に置くヴィネット風なものの製作。

νガンダムは宇宙仕様ということで土や岩を置くのは違和感がある。そこでトラスを下に敷き、その上にメカニカルな人工物を置きました(これはコトブキヤのメカニカルベースを使用)。
νガンダムはここに浮かせて展示したいのでνガンダム用の支柱をこのメカニカルベースに取り付けます。
一応のベースの完成ですが、これだと変にまとまりすぎており、面白みもなく、どうにも味気ない。。


そこで、そのベースから配線、配管、鉄骨などをランダムにむきださせました。

最後に上のベースにもジャンクパーツ類をデコレートし、工作部分は完成です。
塗装に入ります。

まずは黒サフを全体にムラのないように吹きかけていきます。

そしてアイアンカラーを塗布。
このままではつまらないので汚し塗装を加えます。



アクリルのブラックを使いウォッシング。均等ではなく、ところどころ汚しがひどい部分、またそこそこキレイな部分などランダムに汚していきます。

オリジナルと。だいぶ汚れました(^^;
最後に仕上げのコーティング(ツヤをすこし取ります)をして完成です。
昨晩、一眼レフで撮影をしてみましたので、完成品をご覧ください。






一応、台座は地球に落下するアクシズ内を想定して作りました(こういう雰囲気のところにνガンダムが入り込んでいくシーンありましたよね)。
実際にνガンダムも取り付けてみたのですが自分が想像していた形になってくれたと思います^^
わずか5日間の製作でしたが、単体の製作とはまた違った楽しさがあり、かなり夢中になって一気に作り上げてしまいました。
中でもひさしぶりの「汚し塗装」は手前味噌ながら自分が大好きな表現方法ですので、ソリッドのキレイ塗装ばかりでなく、またこういった塗装もしていきたいなと思いました。
以上、「オリジナル台座作り篇」でした。
ではでは、また次回!
※猛暑が続いておりますが、皆様どうか適度な水分・塩分をマメに摂るようにしてご体調など崩さずご自愛くださいませ。
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