Calmi Cuori Appassionati
MG サザビー Ver.Ka 【GBWC2013ゴールドトロフィーVer.】製作記(前編)
前回の記事からすこし間が空いてしまいましたが、金サザビー製作の後編となります。
まず最初に、この金サザビー製作は前作のGセルフと同じくTwitterのほうで製作進捗をアップしておりました。
GBWC世界大会でいただいた金メッキ仕様のサザビー。箱のまま我が家のインテリアの一部になってたけどずっと置いているのもアレなので少しアレンジを加えて組んでみることに。しかしすごい金色。。 pic.twitter.com/1DJMteSDpi
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 1月 5
【金メッキ サザビー製作】
悩んでいた目立つ部分のゲート跡(1枚目)。形を整え段落ちや凹モールドの一部になるよう加工を加えてます(2枚目)。下地が出た(赤い)部分には最後に金の塗装、または金メッキのシールを。 pic.twitter.com/V02gOZ5iuj
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 1月 11
Twitterは140文字制限のある短文投稿サイト(画像がつくと110文字くらい)
ブログのように長い文章での説明できませんが、こういった簡易的にまとめた内容で比較的気軽に製作の進捗を毎回アップさせていただいてます。
リプライ、いわゆるコメントも気軽に出来、自分も今はこのTwitterでたくさんの皆様と交流させていただいているのです。
そのTwitterでのサザビー製作進捗。
製作当初から3〜4日置きに製作進捗のツイートをしていたのですが、
途中ある時期全くツイートしていない期間がありました。
【金メッキ仕様サザビー製作】
メッキの特性にも少し慣れてきたので、パーツ分割、パーツを薄く成形、凹モールド、スジボリ等を追加しています。
ディテールデザインは自分が以前製作したHGサザビーをできる限り踏襲してみたいと思います。 pic.twitter.com/7ZWRUbZc26
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 1月 12
1月15日、これが1月の最後。
一昨年のGFTで展示されていた見本との比較(同じものです)。今回もう一つ気をつけているのは「メリハリ」と「映り込みの抑制」。パーツの裏側などにツヤがないブラックを塗って映り込みを抑制させ金の質感の雰囲気を変えています。 pic.twitter.com/szNxXMCDtf
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 1月 15
次が2月6日。
【金メッキ仕様サザビー製作進捗】
慎重にメッキ面へスジボリ、モールド等を加えつつ上半身は8割ほど完成。目立つ部分のヒケ面に対してはプラバンで工作したものをディテールとして加えています。 pic.twitter.com/8eeZ8H9zGa
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 2月 6
1月15日から2月6日までの23日間、全くツイートが出来ませんでした。
メッキ面への(手作業での)「加工」。
前編の最後に書いた、その膨大な量とともに精度もスピードも要求されるかなりタフな作業。
あれから2ヶ月経ち、あらためてあの当時の製作を思い返してもあれだけ集中していたのは模型製作では初めてだった気がします。
そんな23日間の間にどのような製作をしていたのか、Twitterではアップしていない画像なども含め部位毎に解説を加えたものをこの「金サザビー製作記(後編)」としたいと思います。
(製作中のほとんどの写真がiPhoneのカメラで一部粒子が粗く見づらい画像もありますがご了承ください)
【フロントアーマーの加工】


前編のほうは頭部加工が最後だったので、その続きから。
次に加工をはじめたのは腰部分でした。
必要な場所はパーツ分割をして、メリハリを出すための金色から黒への一部変更。
要所での凹モールドとスジボリ追加。
そして装甲パーツを薄く加工していきました。
【股間アーマーの加工】


ここには大きく目立つヒケがあったので一旦凹モールドを作成した後、プラバン工作で作った凸モールドを設置し、ディテールの一部としました。

そして映り込みの軽減。
メッキは鏡面仕上げ。角度によって大きくメッキ同士が映り込んでしまう場合があるのです。
あまり大きく映り込むと形状などわからなくなってしまうため、それをこの作品では「軽減」させています。
股間アーマーの一部分はカットして内部フレームを見せる形に。
その内部フレームもプラバンやスジボリ、凹モールドなどを加えてそれっぽく加工しています。
【サイドアーマーの加工】

ここにも大きなヒケがあったので、先程の股間アーマー同様に1度凹モールドを作成したのち、プラバン加工したものをはめ込みディテールの一部に。
各所に凹モールドを追加作成。
【肩上部の加工】

この部分にも目立つヒケがあったので開口後にプラバンで作ったディテールを設置。
【胸部横の加工】

【胸部全体の加工】


ここにも映り込みが大きい箇所があったので、黒または形状を変えることでそれを軽減させています。

そして、加工したプラバンなどを加え、各所にスジボリ、凹モールドを作成。
【肩サイドの加工】

ここも装甲パーツを0.2mm均一に薄く加工。

矢印の部分などはヒケ、またはゲート跡があったので形状をカットしたりプラバンを追加してディテールの一部としています。
【上半身の完成】
一部メッキ装甲裏の黒塗装をしていない箇所や、のちにディテールを加えていった箇所等ありますが約9割完成した時に撮った画像です。



この上半身が出来るまでの約3週間、かなりタフな製作になりましたが、
自分が当初イメージした形になんとか仕上がってくれたことにホッと安堵の気持ちと、それが形になって目の前にある高揚感みたいなものはとても大きいものでした。
【上半身の比較(赤いサザビー)】





緑の印をつけた部分がゲート跡、それを形状や場所にそれぞれ異なる形で処理していきました。

腕と脚【四肢】

本体残りの部分の四肢。これは脚の1枚の画像のみになりますが、四肢も上半身や腰部分同様に
・映り込み軽減のための形状変更及び黒への一部カラーリング変更
・目立つ大きなヒケ、ゲート跡を除去
・装甲パーツのフチを0.2mm均一に薄く
・各所に凹モールド、スジボリを作成
をしていき全身の完成となりました。
【全身の完成】



【世界大会に展示されていたキットとの比較】

当時のツイート
【金サザビー製作進捗 : 本体完成】
失敗ができないメッキ面への加工、ヤスリがけができない300以上のゲート跡処理など、いろいろと今までの作り方ができない中での製作でしたが、なんとか失敗なく本体部分完成しました。 pic.twitter.com/eFm6GeUAzD
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 2月 17
【バックパックの製作】


最後にバックパックの製作。
こちらもプラバンで加工したものを取り付けていき、スジボリ、凹モールドを追加していきました。
完成です。
【金サザビー完成】




作品名【金色(こんじき)のフラッグシップ機】
当時のツイート
【金サザビー完成、展示のお知らせ】
サザビー完成しました。作品名「金色【こんじき】のフラッグシップ機」
金曜から開催の「ガンプラEXPOジャパンツアー2015」にてGBWC2013世界チャンピオン作例としてサザビー展示いたします。 pic.twitter.com/APrnjyp7Ut
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 2月 23
Twitterのほうではお知らせさせていただいておりましたが、この金サザビーは今年全国ツアーを開催している
「ガンプラEXPO2015ジャパンツアー」にて「GBWC歴代チャンピオン作例」として展示されています。
(スケジュールは以下のとおり)

もう一つ。
この金サザビーはメッキ部分にメッキ特有の「ギラつき」をやや抑えるコーティングを施しているのですが、やはり強い直接光だと光を反射しすぎてしまうため、今回の展示に際し光を当てすぎない、遮光のためのディスプレイも製作いたしました。
【展示ディスプレイの製作】


組み上げたトラスに3面の黒いパネルを被せ、横と後ろからの光を遮断する「3面遮光」をします。

最後に半透明のパネルを天井部分に乗せて、直接光を拡散させます(柔らかい光に変える)。

サザビーを中に入れるとこのような展示の形に。

天井の半透明のパネルあるなしです。
やはり直接光は光を反射しすぎてディテールや一部形状などが見えなくなるのです。

ガンプラEXPO、もうすでに名古屋は開催されたのですが(撮影はモデラーネーム「けんた君」)
名古屋だけでも開催期間中には本当に多くの方が金サザビーを写真に収めてTwitter等にアップしてくださったり、「金サザビー見ました」と声をかけてくださりました。ありがとうございます。。!

金色の機鎧を纏いし剛き者。
攻めて苛烈、守して堅く
先陣奔らば味方を鼓舞し、対峙せし者は畏怖に湧く。
駆けて華、座して華
威風堂々たる佇まい、その者正しく金剛也。
Twitterのフォロワーさん「本源郷さん@hongenkyou」からこんな素敵な詩までいただき。。
本源郷さん、ありがとうございます!
そして再び今週末から今度は九州、福岡で「ガンプラEXPO2015ジャパンツアーin福岡」が開催されます。
この金サザビーも名古屋に続き展示されておりますので、ご来場いただいた皆様に一目見ていただけたら大変嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
〜最後に〜
GBWC世界大会優勝でいただいた副賞のフル金メッキコーティングのサザビー。
同じく世界大会優勝のジュニアチャンピオンの子と合わせて世界に二つだけしかないもの。
初めてとなる「成形色(メッキ塗装)を活かした作品」
ミスができないメッキ面への加工
自分にとってたくさんの初めての経験も、その後に製作した作品でミス(スジボリや凹モールド作成)が以前より格段に減り、自分自身この経験を経てレベルアップを実感することとなりました。
なんとか自分なりの<色>を作品に落とし込み完成させることができ、そして多くの皆様に生で見ていただける機会をいただけたことを心より感謝いたします。
大変長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
シュン
東京は桜の季節も過ぎ去り、本格的な「季節の変わり目」雨が多い季節となってきました。
でも来月は「一年で一番カラッとした過ごしやすい陽気の5月」
今から楽しみです。
さて、今回のブログ更新はある企画のために製作した「プチッガイ製作記」と、その製作に至るまでの経緯、そしてすこしそれに関してのお話を。
早速ですがプチッガイの製作記事です。

これは先日放映が終了した「ガンダムビルドファイターズトライ」にでてくる機体(キャラクター?)で、ガンプラとしてはベアッガイIIIとセットで販売されているキットです(もうすぐカラーバリエーションのプチッガイ単体での発売もあるみたいですね)

ガンプラと思えないほどかわいいです。。
今回、自分が作ってみようと思ったのは、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」にでてくる「べべ」という魔女のキャラクター。
これをプチッガイとミックスさせてみたいと。

このべべ、とてもかわいらしいんですが、劇中ではとんでもないことを。。。
容姿、行為ともに1度見たら絶対忘れない強烈なキャラクターなのです。

まずは簡単なイメージ画像を。かなりラフですがなんとなくのイメージが掴めたらそれでいいので。
バランス部分で若干身体部分に改善が必要だと感じましたが「ミックスは可能」ということで実際の工作作業の開始です。

【頭部】
かぶりものをするので必要のない耳の部分をカット(工作で初めてなんかかわいそう。。と思いながら耳を切りました)。
合わせ目を消して頭部の土台を作ります。

次にかぶりものを。
バキュームフォームという掃除機の吸引力を使った方法で熱したプラバンを吸引させ形を作ります。
【MSN-04サザビー製作日記 8】
以前製作したHGUCサザビー製作記の中ですこし自分のバキュームフォームの作り方や方法などを記事に書いてあります。

プラバンで作ったかぶりものをしてるプチッガイ。。。

【身体部分の造形】
次に身体部分、それは今回エポキシパテを使い造形をしました。
いきなり造形が終わってる写真で申し訳ないのですが、プチッガイの背後の削りカスを見ればわかるとおり、最初に形を盛る時は大きめに。そして削りながら造形をして最後に目の細かいヤスリなどで表面処理をしていく。。といった感じで製作していきます。

マントの製作。パテ同士、プラとパテが完全にくっついてしまわないように、間にマスキングテープをして造形をしていきました。

耳(?)もパテで作ります。

プロポーション比較。
手は長く、脚は短くしました。
この後、胸部のボタンなどをパテで作り、最後の塗装を。


【塗装】
首にまいてあるマフラーのようなものの水玉模様は、シールなどにはしたくなかったので、まずはピンクを先に塗った後、マスキングをしてその上から黒の塗料を塗りました。

頭部以外の塗装はこのような感じで塗り分けていきます(これもマスキングテープを使って)。

最後にかぶりもの(頭巾)を。これをなぜ最後にしたかというと、この頭巾は2分割されていたのでまずは顔の部分の塗装(白)、そして顔をマスキングして頭巾をかぶせ、合わせ目を消した後にピンクを塗装していきました。

ボタンや鼻などはエアブラシではなく、エナメル塗料で筆塗り。
まだツヤが残ってますが、最後にややツヤを取るトップコートを全体に吹いてコーティングして完成です。
【ベベッガイ完成】



【ガンダムビルドファイターズトライXまどか☆マギカ】
BFTのプチッガイのガンプラに、まどかマギカに出てくるべべの雰囲気をミックスさせて作りました。 pic.twitter.com/qPqRzMY4BY
— shunneige【シュン】 (@shun_m47) 2015, 4月 11
製作期間はおよそ3日。
いつもの「プラバンとパテ」を使った改修作品ですが、いつもはエッジがあればピンと立てるような作風とは真逆(エッジを全て丸める)の作品。。
でもパテによる造形もすごく楽しく、自分自身もリフレッシュが出来た作品となりました。
【ベベッガイ製作に至る経緯】
始まりは一つのメールからでした。
今までお世話になってきたGBWCの担当者の方が担当を変わられるというメール。
今までお世話になったお礼に何か心のこもったお礼がしたい
とっさにそれを思いつきました。
そこからGBWCチャンピオン勢全員(オープンコース、ジュニアコース)にメールを。
=======メール一部抜粋した内容========
そこでご提案(ご相談)なのですが、みんなでお世話になった○○さんにプレゼントをしたいなと思いまして。。
お金を集めて何か。。。も考えたのですが、
○○さんが一番喜びそうなものと考えた時、作品ではないかと。。
○○さんが数年間一生懸命取り組んできたGBWCのチャンピオンたちが作る作品が一番じゃないかと思ったのです。
作品となるキットですが、同じものをみんなで作りたいと思っております。
最近単独リリースも決まったプチッガイ
また単体での発売はしておりませんが、あのベアッガイ3との一緒にでてるのを使って。
まさぼんさんにはめいちゃんと一緒に作る形で計5体のGBWCチャンピオン製プチッガイをプレゼントできたらいいなと思っております。
もちろん皆さんお忙しい身なので強制ではありません。
ご賛同いただいた方のみで製作していきたいと思っております。
作品もものすごく凝ったもの。。というわけではなく、2〜3日で出来るような作品と考えてます。
台座やプレゼント用の梱包等などは自分が製作いたしますので、
。。。
===========================
このメールを送った当日にほとんどの皆さんが「いいですね!やりましょう!」という快諾のお返事を。。。
(2012年チャンピオンの六笠さんは、大変お忙しかったようで製作のお返事を結局いただくことはありませんでしたが、当日プチッガイを作って持ってきて本人にお渡ししてました。)
皆さん、社会人で年度末の大変忙しい時期の中、二つ返事で快諾してくださり、本当に嬉しく企画者である自分が感動してしまいました。。
そして一ヶ月後、それぞれがそれぞれの持ち味を活かした見事なプチッガイが我が家に送られてきました。
皆さんの作品もご紹介します。


GBWC2011年チャンピオン
ヤマタツ君作品「次元覇王流プチッガイ」
ヤマタツ君らしい作品。ポージングがお見事。
火の鳥はまさぼんさん(めいちゃんのお父さん)が製作。


GBWC2014年チャンピオン
ヨシさん作品「めえっがい」
羊毛の質感、そして背中のウールマーク(ウールストライカーというらしいです笑)が見事でした^^


GBWC2011・2012・2013・2014年ジュニアチャンピオン
めいちゃん、まさぼんさん共同作品「トナッガイ」
パーティでご本人がされていたトナカイのコスプレをプチッガイに。
ダイヤをイメージしたネックレスまでご本人と一緒のもの。さすが女の子ですね^^



台座にはそれぞれのタイトル受賞年度のロゴと作品名、そしてモデラーネームを。
本当に素晴らしい作品ばかりでした。。。
メールのやり取りの中でも皆さん大変お忙しい時期だとわかり、中でもめいちゃんはその時期に中耳炎になりながらも期限に間に合わせて作ってくれました。。(このトナッガイはアクセサリーをつけるなど女の子らしい作品で、とってもかわいいです^^)
もうメール等では皆さんに何度も感謝の気持ちを伝えておりますが、この場借りて最後にもう1度だけ。。
今回のこのプレゼント企画は、皆さんのご協力がなければできないものでした。
お忙しい中、素晴らしい作品を本当に、、ありがとうございました。。!!
初めてとなるGBWCチャンピオン勢の同作による共演。それがコンテストや展示のためではなく、
お世話になった方へのプレゼント
というのも、とてもGBWCらしいな。。と感じます。



笑いあり、涙あり、すこし真面目な話や意見の衝突ありの密度の濃かった送別会。
(それも皆さん熱い想いあってこその衝突)
あの方の熱意と一生懸命さはとても大きく、それを感じたのは自分だけではありませんでした。
新しい環境でもその「熱意とがむしゃらさ」で頑張っていってほしいなと思います。
今までお世話になり本当にありがとうございました。
そして、おつかれさまでした!
さて次回は、もうすぐ開催される
ガンプラEXPOジャパンツアー福岡
にて展示予定の金メッキサザビーの製作記事「金サザビー製作後編」を更新する予定です(すこし間延びしてしまいすみませんでした)。
シュン
寒く長い冬が過ぎ去って最近はすっかり春めいた日々になり、桜も満開の気持ちいい季節になりました。







自分も先日、毎年見に行っている新宿御苑にお花見に行ってきました。
ここには数千本の桜があるのですが、毎年本当に見事な桜たちに圧倒されます。

そして今朝の自宅の近くの川も見事な咲きっぷりでした。。
明日からすこし天気も崩れて桜も散ってしまうと言われてますが、また来年もこの見事な桜たちが見れるのを楽しみに。。
1/12 R2-D2 製作記
本来であれば、前回の
MG サザビー Ver.Ka 【GBWC2013ゴールドトロフィーVer.】製作記(前編)
の続き

MG サザビー Ver.Ka 【GBWC2013ゴールドトロフィーVer.】製作記(後編)の予定でしたが。。

先週末バンダイより新発売になった「1/12 R2-D2」がどうしても作りたくなり、週末1日と平日1日の製作2日をかけて製作いたしました。
R2-D2だいすきなんです。。
ですので、今回は急遽「1/12 R2-D2 製作記」としてブログ更新いたします(すみません!)
1/12 scale R2-D2


いきなり完成写真です。
このR2、製作がわずか2日間ということもあり、製作途中の写真がほとんどないので、完成写真とあわせてすこしキャプションをいれていきたいなと思います。



唯一の製作途中の写真です。
今回このR2にはほとんど新規のディテールは入れてないのですが、既存のモールドが若干太く感じられたので(0.2mmくらい)、それを新しく0.075mmにして彫り直しています。
最後の写真がすこしぶれてしまいましたが、去年のガンプラEXPOの実演デモンストレーションでも実演させていただいた「流し込みのスミイレをしない方法」をこのR2にも採用しています。




ブルーの部分は以前、HGUC シナンジュを塗装する際に用いた「キャンディ塗装」を採用しました。

フロンタルの慟哭【HGUC シナンジュ】
何層かに分けるすこし手間のかかる塗装法なのですが、
メタリックともソリッドとも異なる、このキャンディ塗装の質感は自分は結構好きでよく用いています。

頭部の合わせ目、ここはとても目立つので処理いたしました。
一部のブルーの部分を先にはめないといけなかかったため、先に塗装したブルーをはめこみ、そしてそのブルー部分にマスキングをして銀の部分を塗装しました。
そしてカメラレンズの周りのフチ、ここは薄く加工しています。
これはやはりノーマルだと若干太く、実際の映画に出てくるR2を参考にいたしました。
そしてレンズ。これはシールの指定だったのですが、さすがにシールだと安っぽく(ウソっぽく?)なってしまうため、市販品の透明レンズに換装をして、その透明レンズの裏側にそれぞれクリアブルー、クリアレッドを塗装し、光を拾うようその後ろ側にメッキのシールを貼っています。


かわいらしいですよね。。R2。
前脚は中に引っ込むようになっています。

大きさは10cmないくらい。とてもコンパクトです。
このR2、今はもう会社の自分のデスクに置いて飾ってあります。
わずか2日製作でしたが、その中でも自分のカラーやテイストを取り入れながら楽しく作ることができました。
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そして、2013年8月のνガンダムの台座から2014年の10月まで、
1年以上お休みをいただいていた自身の模型製作も、

Gセルフ(製作約1ヶ月、2014年11月完成)

金メッキサザビー(製作約1ヶ月、2015年2月完成)

R2-D2(製作2日、2015年3月完成)
あともう一つ未公開の作品が完成してるので、ほとんど休みなく4作品を作ることができました。
3年前に模型作りを再開してからこれほど短期間に4作品は初めてかもしれません。。
それくらい今は製作がすごく楽しく充実しているので、また新作をブログにアップ出来たらいいなと思います。
ではでは、また近々!
※今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この時期は毎年「早く桜が見たい。。!」と待ち遠しくなります。
さて、前回のブログ更新(2014年12月19日「HG Gセルフ製作記(前編)ガンプラEXPO2014、そしてνガンダム」)から3ヶ月ほど経過してしまいましたが今回は
MG サザビー Ver.Ka 【GBWC2013ゴールドトロフィーVer.】製作記
として更新いたします。
その前に一つお知らせです。

ガンダム Gのレコンギスタ ガンプラコンテスト
現在、バンダイホビー事業部主催の「Gのレコンギスタ ガンプラコンテスト」が開催されているのですが、
そのコンテストのメインビジュアルを前回製作したGセルフが担当させていただいてます。

自分も驚いたのですがあの富野総監督初のガンプラ審査員、そしてGセルフをデザインされた安田先生(あきまん先生)など超豪華審査員陣。。

思えばこのGセルフ、νガンダム以降1年間ガンプラを作っていなかった自分に、もう1度「作りたい。。!」という気持ちを与えてくれた作品でした。

その一目惚れしたGセルフ。Gセルフのデザイナー、あきまん先生の目に留めていただいた当時、驚きのあまり身体中に鳥肌が立ったのを覚えています。
そのあきまん先生、そしてもう憧れや尊敬などという言葉では言い表せない富野総監督が審査をされるガンプラコンテストのビジュアルに起用していただいたこと、本当に身に余る光栄なことと感じております。。
応募期間は2015年3月14日〜2015年6月30日。
GBWC2015同様、どんな作品が選ばれるのか自分もとても楽しみなコンテストです。
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MG サザビー Ver.Ka 【GBWC2013ゴールドトロフィーVer.】製作記
すこし脱線してしまいましたが、ここからがサザビーの製作記になります。
(前回のブログの最後に次はPGユニコーンかGセルフのバックパックと書いてましたが、急遽このサザビーを先に製作することとなりました。。すみません)
この金メッキサザビーをいただいた経緯をすこし。
これはGBWC世界大会で自分が優勝した時の副賞でいただいたものです。



2位の方は銀メッキのサザビーを。そして3位の方は銅メッキを。
これは世界大会授賞式後のホテル内でのパーティの中で壇上にそれぞれ入賞者が呼ばれ、バンダイの川口さんから直接いただけるのです。
ジュニアの世界チャンピオンの子も同じものを持っているので、世界に2つだけしかないもの。
こういう記念品は大事に取っておくのもいいのかもしれませんが、自分は模型製作をしていなかった時期もこの金サザビーを「自分ならどうやって作るか。。」をずっと頭の片隅に置いて考えていました。
ただ組むのだけでは嫌
自分が「こうしたい」と思うアレンジを加えたい
でも今回のメッキは特別なものなので絶対にはがしたくない
そうなると自然とやれることが限られる
ざっと挙げるメッキキットの大きな問題点は3つ
●ゲート跡
アンダーゲートではないキットではこの「ゲート跡」というものが大きく目立つのです。

サザビーの装甲は「赤」。このように1パーツにつき少なくとも3つの赤いゲート跡がはっきり目立っていました。
●ヒケ
次に「ヒケ」。プラモデルというのは熱して液体状になったプラを金型に流し込み型を取り、それが冷えて固まったもの。
その固まる時に一部がへこんで凝縮してしまう現象でパーツの裏側に厚みのある部分などに現れてしまいます。

通常であれば、こういうへこんでる部分はパテなどで埋めやすりがけで平らにしていくのですが、メッキの場合ははがれてしまうのでこれすら出来ません。
●メッキ部分への加工が不可
前述のヒケの問題と重なりますがメッキはヤスリがけが不可。すこしでもやるとメッキ塗装が剥がれてしまいます。
そしてメッキ部分へのスジボリやモールドを彫りこんだりも、すこしでも失敗した瞬間にアウト。
剥がれたメッキは元へは戻らないのです。
まだ他にも問題点はいくつもあったのですが、大きな問題としてこの3つが頭をとても悩ませました。
そして、この3つの解決方法として自分が選んだもの、チャレンジしたものはこの記事の中に書きたいと思います。
なにはともあれ、金メッキサザビーの製作を開始いたしました。
【製作コンセプト】
自分は必ず、製作の最初にこのキットをどういう風にして「作品」にしていくか、どのような作品にしていきたいかを決めることにしています。
ちなみにνガンダムの時も製作記第一回でこのような事を書いていました。
=================================
「これが素組み状態のνガンダム Ver.Ka(以後νガンダムと略します)
もちろんこれでも十分カッコいいと思うのですが、自分が気になった部分は。。。

やはりこの上半身、大きすぎる肩とフロントアーマー、短い胴、全てがすこし
too much(やりすぎ)
なのです。
自分が思うνガンダムというのはやはりスマート。
その常に対比させられるサザビーとの協調(ハーモニー)。
サザビーが筋肉をつけるだけつけたスーパーヘビー級であれば、νガンダムは体脂肪を絞るだけ絞り、カミソリのような筋肉を持つミドル級。
柔と剛
連邦系MS(の象徴)対ジオン系MS(の象徴)
このνガンダム Ver.Kaのフォルムは全体的に「スマートさよりもごつさ」が感じられ(あくまで自分個人の意見です)、これを自分は
スマートで洗練されたフォルム
に変えていきたいなと思っております。
(2012年12月26日「MG νガンダム Ver.Ka 製作記.1」より抜粋)
=================================


結果、このように変えていきました。
今回のサザビー
実は去年1度作ろうと思い、MG サザビーVer.Kaを組んだことがありました。

その時にいろいろな検証や比較などしたことがあるのですが、自分が以前製作したHGUCサザビーのバランス、フォルムなどかなり似ている事に気づいたのです。


このようにかなり改修を加え元キットから変えています。

本当によく似ていました。
自分の中でサザビーの理想のフォルムというのは以前製作したHGUCサザビー。これはあまり大きく改修することはないと(なんでもかんでもいじればいいわけではないので)それくらいこのMGサザビーのフォルムは自分が気に入るものでした。
大きな改修はいらない(他の部分に時間をかけられる)
これも今回金メッキサザビーを作ろうと思った一つでもあります。
とはいえこまかい場所で気になる部分は形を変えたりしているので、そういう部分などこれからの製作記の中で書き綴っておきたいと思います。

最初は肩から組んでみました(この時点で内部フレームには黒サフを塗装しています)

早くも問題点が浮き彫りに。ゲート跡はゴールドのタッチペンで赤い部分を塗装してみましたがやはり凹凸もあって完全に消し去る事は不可能でした。
ここで一つ大きな決断をしました

当時Twitterにこう書き綴ったように、
ゲート跡を形を整えて削り取り、ディテールの一部としてしまおう

すこしわかりやすく矢印をつけてみました(左が加工前、右が加工後)
ツイートでは「シール」と書いてましたが結局シールは使わず全てディテールの一部に。
なぜ最初に組んだ肩からやらずに顔からやったのか
これは前述した「メッキ部分の加工はすこしでもミスしたらアウト」だったため、一番重要な頭部でミスをしたらこのサザビーの製作は中断しようと考えていたのです。
それもあり通常であれば1時間かからないたったこれだけのモールドを彫るのに丸1日をかけて慎重に彫り込んでいきました(10倍以上の時間)。
なんとかメッキ剥がれのミスなく終え、少しこの方法での活路が見えてきたのですが、
次に問題となったのは「時間」でした。
ざっと計算したのですが、メッキ部分を残す外装パーツ数はおよそ100パーツ。
その1パーツにつき3箇所のゲート跡がある。
合計で処理しなければならないゲートは300箇所。
わずか4箇所をするだけで丸一日を費やしてはそれだけで数ヶ月かかってしまう
スピードアップも今後の製作課題の一つとなりました。
=====================
・・・すみません、この金サザビー、もう完成はしているのですが製作記となるとやはりかなり長くなってしまったため、今回はここでひとまず更新(前編)とし、次に「後編」を更新したいと思います。。
すみません。。

このメッキキットが。。


どのような製作を経てこのようになったのか出来るかぎりわかりやすく書けたらいいなと思ってます。
また近々更新できるようがんばります!
では、後編で!
シュン
ひさしぶりのブログ更新となります。
前回の記事「MG νガンダム Ver.Ka 製作記最終回【GBWC世界大会結果】」を書かせていただいたのが今年の1月7日。
GBWC2013でガンプラ世界タイトルをいただいたその後、しばらく模型製作はお休みし充電期間をいただいておりました。
約2年間、ほぼ毎月更新させていただいていた当ブログの読者様には更新が1年間途絶えましたこと大変申し訳ありませんでした。。
以前ほど更新頻度は多くないと思いますが、また製作した模型作品の製作記など更新してまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
今回の更新内容は、
「1/144 HG ガンダムGセルフ」の製作記(前編)
そして先月開催され自分もお手伝いさせていただいた「ガンプラEXPO2014」のお話、最後にνガンダムについてすこしお話させていただきます(すみません、すこし長くなってしまうかもしれません。。)
1/144 HG Gセルフ

νガンダム製作後、最初の作品になります。
この機体は今秋から放映開始されている「Gのレコンギスタ」の主役機で、メカデザインはあの「あきまんさん」こと安田朗先生。
数々の素晴らしいイラスト、キャラクターデザイン、メカデザイン等を生み出されているその安田先生がデザインされた「Gセルフ」を最初に見た時にひとめぼれをしてしまいました。
このGセルフに自分なりのアレンジを加えて作ってみたい
早速製作開始です!
【基本プロポーションの変更】

まずはプロポーション。足、胴体(腹部)をやや延長しています。
このGセルフは、あまり極端なプロポーション(足を長く、胴体をちいさく)にはしたくなかったので、本当にわずかな変更しかしておりません。
変更(延長)した箇所は

足首とウエスト。この後にもすこし変更を加えてますが、最初にしたものとしてはこの二箇所のみでした。
ここからは改修を加えていった部分を部位毎に分けて解説いたします。
【肩の改修】

この部分は今回のGセルフ製作のポイントとなる場所と考え、すこしオリジナルの解釈(デザイン)を加え製作いたしました。

ものすごいラフ書きですが、これが最終的にイメージが固まった肩デザイン。

まずは1度パーツ上の凹凸物(ディテールなど)を削ぎ落としフラットな状態に。

次にプラバンを一部にかぶせるような形で設置。


そこから、再度凹凸を作るため各所に彫り込みをいれていきます。


さらに凹凸やディテールを加えていき、最初にイメージした形を出していきました。
【胸部の改修】

まずはじめに
エッジの丸みやパーツの厚みの除去、成形の甘い部分の彫り込み&シャープ化、そしてパーツの分割を

次にディテールの追加。
彫り込みによる凹モールドの作成、プラバンを使用した新規パーツの作成、そして既存パーツの形状の変更
など手を加えて行きます。

今回の作品は1/144スケールということもあり、ディテール追加作業に関して非常に細かい作業が多かったのですが、中でもこの胸部前部のディテール製作はほぼ米粒サイズのものに左右対称でディテールを彫り込んでいく。。というすこし集中が必要なものでした(ここはちょっとしんどかったです。。)
【腹部の改修】


ここも腹部の延長以外に、凹凸モールドの作成、各所エッジ処理、成形の変更などをしています。
【腰部の改修】




腰部分も各所形状を変更したのち、スジボリや凹凸モールド作成、プラバンを使用しての新規パーツ作成などをしています。
【頭部(顔)の改修】
頭部、まずは「顔」。
Gセルフの特徴といえば「大きな目とどこかかわいらしい表情」。ここをどうするかを最初にすこし悩みました。
目を大きくするか、それともちいさくするか

最終的な判断としてこの第1話の劇中で最初にアップになった時の顔の印象がとてもカッコよいと感じ、それを一番の基準として今回のGセルフの顔に反映させました。

それがこの顔です。

目の大きさは変えずに「ひさし」の部分の角度を変更。


比べるとわかりやすいと思いますが、このように顔のサイズを一回りちいさくしています。

あちこちいろんな部分を削ったりまたは増やしたりしてるのでどこを何ミリやったという解説は顔に関しては難しいのですが、赤くシルエットにした部分に一番手を加えています。

二つのシルエットを比べてみます。(顔の向き、角度は全く同じにしています)
ひさしの角度の調整とフェイス形状の変更、その他微妙に形を変えて、やや面長だった顔を一回りちいさくし、イメージしたGセルフの表情を作っていきました。
【頭部(その他)の改修】

このGセルフは頭部真ん中に比較的目立つ「合わせ目」があったため画像のような分割に変更し、この縦割りのような合わせ目は消しています。
【脚部の改修】




この脚部は若干の形状変更のみに留め、基本フォルム、既存ディテールデザインを活かした作りにしていますが、その「見せ方」をすこし変えています。

例えばこのスネの部分など、バキュームフォーム(掃除機を使って型を取る方法)を使用し多重装甲化に。

ももの部分なども既存モールドデザインを活かしてますが、凹凸や新規にモールドなどを作成しています。
【腕部の改修】

最後に腕。
ここも基本形状はほぼ同じで(ヒジ関節部分のみ空きすぎていたのでプラバンをはさみすこし狭めています)、
各所に凹凸モールドなどを追加。

ハンド部分のみ今回唯一の流用パーツ(RG GP01ゼフィランサス)のものを移植しています。
【本体の完成】




カラーリングは設定させたものから大きく変えず、トーンをやや落としたり、白い部分にグレートーンを加えたりしています。
このGセルフ(本体)製作期間は1ヶ月と10日ほどでした。
大きなフォルムの変化は加えたくなかったのでわずかな変更に留め、でも細かい部分には手を加えることで自分なりのGセルフが出来たのではないかと思っています。



また、この製作はTwitterのほうで週に一度程度進捗具合をアップさせていただいてたのですが、驚くほどの反響の大きさとコメントも本当にたくさんの皆様からいただき、
νガンダムの時と同様、進捗、そして完成を楽しみにしてくださる皆様の声に励まされ、最後までモチベーション高く製作することが出来ました。
この場をかりて、励ましの声をくださった皆様に御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。。!
【ガンプラEXPO2014】
ここからは「ガンプラEXPO」のお話になります。
先月の11月21日~24日までの4日間、去年と同じ場所「秋葉原UDX」でガンプラEXPOが開催されました。

去年、自分がGBWC日本チャンピオンになった場所
GBWC2013日本代表決定戦結果(去年の11月27日に書いたブログ記事です)
この場所に今度は「前年度チャンピオン」として再び参加させていただきました。
今回、自分がお手伝いさせていただいたのは「実演」。
今までのチャンピオン(2011年度チャンピオン山口君、2012年度チャンピオン六笠さん)は主に「塗装」の実演がメインでしたが、今回自分は「工作」。
この実演のお話をいただいてからというもの
本当に自分の実演など見たい方がいらっしゃるんだろうか・・・(自分の回の時だけガラガラなんじゃ)
また初めての人様の前での工作。失敗なくやることが出来るんだろうか・・・
など正直不安に感じておりました・・・。
ですが、当日の最初の回、自分の出番となってブース内に出てみたら・・・
奥のほうまでぎっしりと見渡すかぎりの人・・・
目を疑うほどの大勢の方が見に来てくださっていました。。
最前列にいらっしゃる方を見ると顔なじみのモデラーさんやガンダムファンの知り合いの方も来てくださっていて、目が合うと皆さんが嬉しそうにニコッと微笑んでくださる。。
その皆さんの顔を見たら変な緊張など一瞬で消え去っていました。
そこからは自分でも驚くほど落ち着いて大きな失敗もなく実演工作を解説を交えながらさせていただいたと思います。
作品製作だけでなく、実演でも皆さんに支えられました。。

プレゼント(お酒)をいただいたり、こんなステキな自分が作ったGセルフのイラストをいただいたり。。
そして、実演(計5回)全ての回、自分の「呼吸」にうまく合わせてくださり、本当に上手に進行をしてくださったMCの石尾さん。
ありがとう。
飛び入り参加で工作に関する補足などわかりやすく解説してくださったバンダイ ホビー事業部の馬場さん。
本当にありがとうございました。
質問コーナーの時間では多くの皆さんから工作の技術的なことだけでなく、作品コンセプトや製作する上での気持ち(メンタル)の部分までさまざまなご質問をいただき、またその場で実演工作したものを一人一人の手に取って見ていただいたり。。と皆さんと全員であの和やかな時間を作らせていただいたと思っております。


皆様、本当にありがとうございました!!
【宇宙世紀最強の機体 νガンダム】
最後にνガンダムのお話をすこし。

たった今撮った写真です。
この一年間、秋葉原の日本大会決勝からお台場の世界大会、そして静岡ホビーショー、再び秋葉原
たくさんの方に見ていただいたこのνガンダム。
各模型誌、テレビ、新聞、GBWCのホームページやポスターなどにも載せていただき、世界各国のガンプラ関係のイベントにもパネル展示されていたりしました。
「現在、世界で一番有名なガンプラ作品」
ある方に最初そう言われた時はいまいちピンとこなかったけど、いろんな経験を経て今はこんな自分でもそれを感じることができます。
そのνガンダム、大小何度も破損と修復を繰り返してきた作品でもあります。
語弊があるかもしれませんが
「最前線での実戦を繰り返してきた機体」
あちこちガタがきておりました。
今回の秋葉原展示の際にもいろんな部分に「修復ではなく、取り替えが必要」と感じたのです。
あと数日で「現世界チャンピオン作品」としての役目は終わります。これを機会にすこし時間をかけてゆっくりと再生をしていきたいと思っております。
また次にνガンダムを皆さんの前に出させていただく時はピカピカの状態でお見せできたら・・と思います^^
この一年間、さまざまな場所でこのνガンダムを見ていただき、皆様にはありがとうございました。
そしてνガンダム、今までおつかれさまでした。
大変長くなりましたが、約一年ぶりの今回のブログは以上になります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
シュン
旧年中はこのブログの読者様からもたくさんの声をいただき、本当にありがとうございました。
まずは、最終回のブログ更新が大変遅くなりましたこと、深くお詫びいたします。
更新できなかった理由はさまざまあるのですが、一番はやはり
「いろいろな事が起きすぎて何を書いていいのかわからなくなってしまった」
というのが一番の理由でした。
年末に1度書いたのですが、あれもこれも詰め過ぎて本当に伝えたい部分が見えなくなり全削除。
1度お正月休みで頭の中をリセットしてのち、あらためて書こうとすこし時間を置かせていただきました。
遅れてすみません!

【GBWC世界大会結果】
去年の9月30日に書かせていただいた
「GBWC2013途中結果」
http://shunneige.blog.fc2.com/blog-entry-60.html
11月27日更新の
「GBWC2013日本代表決定戦結果」
http://shunneige.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
世界大会直前12月20日の
「GBWC世界大会」
http://shunneige.blog.fc2.com/blog-entry-62.html
と9月以降、当ブログは全てこの
ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC)
http://www.bandai-hobby.net/GBWC/JAPAN/
一色になっておりました。
そして去る12月22日、お台場ガンダムフロント東京にて
「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC)世界大会決勝戦」
が開催。

この「1/1ガンダム」があるお台場です。
このGBWC世界決勝戦はアジアを中心に13の国と地域から各代表(各国の優勝者)が作品とともに来日、審査員による採点によって優勝作品(今年のガンプラ世界一)が決まります。
日本大会で優勝させていただいた自分の作品「宇宙世紀最強の機体」ことνガンダムも日本代表として参加。

そしてもう多くの皆様がご存知のとおり、日本代表が大会開催3回目(3年目)にして初の優勝、世界一をいただくことができました(大きいほうが世界大会優勝トロフィー、ちいさいほうが日本大会)

※GBWC公式サイトより
2位はマレーシアのRonnie Phoon(ロニ プーン)さんの作品、
3位は韓国のSon Young Seok(ソン・ヨンソク)さんの作品。
いずれも素晴らしい作品でした。。
ここですこし、世界大会当日のお話を・・・。
作品の設営(展示)は朝に行われました。1時間30分という時間の中で各代表が作品をガラスケースの中に展示、それが終わったのち審査員の方々が審査に入るのですが、各代表者たちはそこで初めて他の国の作品を生で見るということになります。
自分はすこし遅れての設置だったのですが、νガンダムを出しガラスケースの中に入れたとたん、大勢の人が自分の作品前に集まってきたのです。

1人シンガポール代表の方などは自分と会えるのを楽しみにしてくださっていたらしく電子翻訳機を持って自分に話しかけてくれたり(自分のつたない英語でなんとか対応 笑)、
皆さんガラスに顔がつきそうなくらい見てくださっているのを見て、
「このνガンダムは世界でも知られていたんだ・・・」
と実際に肌で感じることができました。
感触・・・としてはここで初めてよい感触みたいなものをつかむことができ、そこから自分でも驚くほどの落ち着きぶりで表彰式を迎えることが出来たと思います。
ガンプラの母国(お家芸)、日本代表の重み
感じないようにしてはいたのですが、当日が近づくにつれ次第に大きくなっていったのも事実です。
ましてや、日本はガンプラの母国でありながら2年連続で優勝(世界一)を逃している。
第一回目の日本代表 山口君、第二回目の六笠さんの作品も代表にふさわしい素晴らしい作品であったのに選ばれなかった。。
今回の自分の作品はどうなんだろうか・・・。
まともに世界の代表と並べても遜色ないのだろうか。。
恥をかきにいくだけじゃないだろうか。。
いや、そもそも日本代表に選ばれたこと自体間違ってたんじゃ・・・。
などと余計な憶測と推測が頭の中をぐるぐると。。
それがあの当日朝の設営時のνガンダム人気と一通り世界代表作品群を自分の目で拝見して
「さすがに素晴らしい作品ばかりだけど大丈夫、負けてない」
とどこか気持ちが軽くなったのです。
そして表彰式、川口名人からの1位のコール「日本代表!」と聞いた時の安堵感はとても大きなものでした。。
嬉しいという気持ちより、とにかく安堵した
ガンプラの母国の代表として役割を果たす事ができたこと
初の世界一を母国に持ってくることができたこと
これが重く身体にのしかかっていて、それが一気に取れ軽くなったような気分でした。
受賞スピーチ
実はいろいろ考えていたのですが(バンダイおよびスポンサーの皆様への大会開催の感謝の気持ち、審査員の方々、GBWC運営スタッフさんたちへの言葉など)、とにかく安堵した気持ちで、考えていた内容などどこかに飛んでいってしまいました(すみません。。)
ですが、一つだけ言う事ができました。それは、
このνガンダムを製作当初からGBWC世界大会まで応援、励ましてくださった皆様への感謝の気持ち
これだけはどんなに頭が真っ白になっても絶対に忘れることがないことなのです。
今回、最終回を書くにあたり、今までの製作記を1度全部読み返してみました。
その中でも自分は何度もこの皆様への感謝の気持ちを書いておりました。
製作記(MG νガンダム Ver.Ka 製作記.6.5)から一部抜粋。
*******************************
製作途中からどうしようもなく感じていた
「このνガンダムは1人で作っているものではない」
本当に初めての経験でした。
もちろんこの製作期間中にいただいた本当に多くの「声」。
これが間違いなくこのνガンダム製作の一番の励みとなりました。
(中略)
このνガンダム製作を通じ、見てくださった方々、声をかけていただいた方々、携わってくださった方々、
本当にありがとうございました。
厚く、熱く、御礼を申し上げます。。
仕事ではない自分の「模型趣味」。趣味だからこそ熱くなれる部分、感情的になれる部分、情熱を降り注げる部分、そしてなにより楽しめる部分・・・。
これからも一生懸命楽しみながら作り、またそれを通じて「プラモデルを作る事の楽しさ」が1人でも伝わってもらえるような、そんな作品が作っていけるよう精進してまいりたいと思います。
*******************************
皆さんが後押ししてくださったνガンダム。
皆さんの応援と励ましで完成し、4月にモデラーズギャラリーへ投稿、年間一位獲得。
その後、台座製作を加えGBWC応募用として本体もややリニューアル。
1次、2次予選を通過し、国内ファイナルへ。
11月24日のガンプラEXPOでの日本大会優勝。
そして12月22日GBWC世界大会ファイナルで初めての日本代表優勝。
思えばこのνガンダムはモデラーズギャラリー(週間・月間・年間ランク)を加えた全てで1位をいただくことができました。
こじつけるわけではありませんが、あのアクシズ地球落下の中、敵味方関係なくジェガン、ギラドーガ部隊がνガンダムのもとに集結。人々の意思が集中しサザビー、νガンダムのサイコフレームから巨大な虹(サイコフィールド)が発生、アクシズを押し上げ、地球落下を防いだ。。
これと同じく、このνガンダムは皆さんが世界一まで押し上げてくれた。。
自分はそう思っております。
自分の事をすこし。。
去年から応募・参加させていただいた「ガンプラコンテスト」
2012年は一つ「ガンプラ王」、そして2013年は2つの大会「ガンプラ王」「GBWC」の計3回応募させていただきましたが、今回のGBWC世界大会優勝をもってガンプラコンテスト参加は卒業いたします。
これは最初の自分の中のさまざまな取り決めもあって
「1度でも優勝したら終わり」
それをやはり貫きたいと思います。
去年12月22日の世界大会はそういう意味でも自分の最後のガンプラコンテストでしたので、
優勝というこれ以上ない形で終えることができ本当に幸せでした。
ガンプラコンテスト。
参加した数こそ少ないけれど、自分の中ではとても濃密な時間で、

ガンプラ王2012ではドライセンが最終審査まで進み

ガンプラ王2013ではストライクアズーロが読者投票賞を受賞

最初で最後の参加となったGBWC2013ではνガンダムで日本大会優勝、世界大会優勝
と、全ての大会で最後のファイナルまで進むことができました。
しかし、濃密ゆえのそれに捕われる時間も決して少ないものではなかったので、今後はそういった時間を再びコンテスト作品作りに費やすのではなく、同じ模型製作でも違うことに使っていきたいなと思っております。
一年に渡り、このνガンダム製作記を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回をもってνガンダム製作記最終回とさせていただきます。
詳しい改修箇所等は、申し訳ないのですがこの最終回には書かず、すこし詳しく書いてあるモデラーズギャラリーのνガンダムページをご欄いただけたら・・・と思います。
モデラーズギャラリー「宇宙世紀最強の機体【νガンダム】」ページ
http://www.modelers-g.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=15116
また次回は次の作品の製作記となる予定ですので、
引き続き当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
最後に。。
GBWCを去年も開催、運営してくださったバンダイホビー事業部の皆様、本当にお疲れさまでした。
短い期間でしたが彼らのこのGBWCに対する情熱、想いみたいなものは自分の想像以上のものでした。
自分が実際に参加してみて感じたGBWCの良さ、
「とてもリスキーだけど生展示にこだわる部分、そしてライブの緊張と迫力」
「国内外問わず世界規模での人と人とのふれあい、出会い」
これが自分が感じたGBWCの最大の魅力です。
やはり模型作品というのはCGとは違い
「そこにあるもの、存在しているもの」
であり、実際にその目で見ることで本当の姿を見ることが出来ると思っております。
写真の一方向からではなく、自分が視点を変えることでいろんな角度からいろんな表情を見ることが出来る
「実物展示」こそ模型作品の真の姿だと思います。
その部分を最大限できる限りリスペクトしてくださるこのGBWCというガンプラコンテスト。
この良さを今後も継続していってほしいと心から願っております。
そして人と人との出会い、再会の場
日本大会の表彰式開始前。ファイナリスト同士が集まって旧友の再会を楽しむがごとく和気あいあいと談笑しているさまはとても和やかで、その後の打ち上げ会も含め自分自身とてもリラックスできる楽しいひとときでした。
世界大会での出会い
世界大会以降、各代表の方々とフェイスブックやメール等での交流も続いており、GBWCを通じ世界のモデラーの方々と仲良くなれたのもとても有意義で楽しいものでした(22日夜のパーティもとても楽しかったです^^マレーシア&日本組はクイズ全問正解という最強ぶりでした 笑)
多くのガンプラモデラー(ビルダー)にとって目標となるような素晴らしい大会を本当にありがとうございました!
そして、受賞スピーチでも伝えましたが、最後にここでももう1度言わせてください。
このνガンダムの製作当初からGBWC日本大会、世界大会、その後の修復作業の最後の最後までものすごい数のみなさまのあたたかいお言葉の数々・・・、たくさん支えられました。忘れることはないと思います。。
みなさま、本当にありがとうございました!!



ガンプラ世界タイトル、日本に獲ってきました!!
「νガンダム製作記 最終回」
となるはずですが、本職であるデザインの仕事が大型連休前ということでかなり忙しく、そして空いているわずかな時間は「ガンプラ王出品予定作品の製作」をしており、なかなか時間が作れずにおります。。
なのでもうしばらく最終回記事は先となります。。ツイッターやSNS等で「最終回楽しみにしてます」というお声もたくさんいただいており、誠に心苦しいのですが、今しばらくお待ちいただきますよう。。(すみません!)
写真点数などはあまり多くないのですが、先日「モデラーズギャラリー」さんのほうには作品を投稿しておりますので、そこに要約ではありますが改修部分等の解説と改修ポイントがわかるようノーマルキットとの比較画像も載せておりますので、もしお時間があればご覧いただけたらと思います。

モデラーズギャラリーサイト投稿作品
「宇宙世紀最強の機体【νガンダム】」
このモデラーズギャラリー投稿の際のお話をすこし・・・。
この模型投稿サイトは自分が去年からたびたび作品を投稿させていただいている現在唯一の「投稿サイト」です。
とはいえ自分がこのサイトだけにこだわっている。。というものではなく、あまり器用にいろいろな事を同時にやれない性格なので、現在はMGさんのみに模型作品を投稿させていただいてます。
まだ誰も模型仲間がいなかった時に作品を投稿させていただき、それから本当に多くのモデラーさん、模型仲間さんと呼べる方々とあそこで知り合う事ができました。
過去の投稿作品(約15000作品)などもわかりやすい「タグ」検索で簡単に拝見できるということもあり、去年から「自分の模型学校(学びの場)」としても活用させていただいているサイトです。
作品を見て、気に入ったり、Facebookのように「イイネ」と思った作品に投票できるようにもなっており、それが週間、月間、年間、とそれぞれ反映され、得票数の高い順にランク表示されます。
「自分が一生懸命作った作品に点数がついてしまう」
正直、これがある意味、残酷な部分でもあると感じてしまう時もあります。。
そんなもの全く気にされない方も多いとは思いますが(あくまでも参考程度という感じで)、やはりあそこに投稿する際は、正直毎回「ものすごく怖い」のです。。(^^;
どれくらい怖いかというと、投稿した当日は一度も覗く事が出来ず(ネットも全て開かず)、翌朝やっと見る事ができたくらいでした(笑)
もちろんどんな結果であろうと、皆様からいただいた評価はしっかりと受け止めてまた「次」に生かしていきたい
朝、見た時・・・ここだけの話、涙がでてきました(朝っぱらからベッドで1人 笑)
信じられない観覧アクセス数と、投票数・・・、
なによりその下に長く長く続く、皆様のあたたかいコメントが・・・
画面横の週間ランキング欄も一番上に自分のνガンダムがあって。。
感動しない人ももちろんいるかもしれませんが、自分は模型を再開して以来これほど感動したことはありませんでした。。
製作途中からどうしようもなく感じていた「このνガンダムは1人で作っているものではない」
本当に初めての経験でした。
もちろんこの製作期間中にいただいた本当に多くの「声」。
これが間違いなくこのνガンダム製作の一番の励みとなりました。
そしてn.bloodさん(兄さん)の存在。。毎週のように気にかけてくださり電話をくださった事、言葉に表せないほど感謝しております。。
また拳王さん・・・、あの「拳王バーニア」をご提供くださり。。
このνガンダム製作を通じ、見てくださった方々、声をかけていただいた方々、携わってくださった方々、
本当にありがとうございました。
厚く、熱く、御礼を申し上げます。。
仕事ではない自分の「模型趣味」。趣味だからこそ熱くなれる部分、感情的になれる部分、情熱を降り注げる部分、そしてなにより楽しめる部分・・・。
これからも一生懸命楽しみながら作り、またそれを通じて「プラモデルを作る事の楽しさ」が1人でも伝わってもらえるような、そんな作品が作っていけるよう精進してまいりたいと思います。
とりとめのない文章ではありますが、どうしても一言皆様にお礼を申し上げたく、
「νガンダム製作番外編.6.5」として、ブログ更新いたします。
ではでは、また次回です!
※現在製作中の「ガンプラ王出品予定」作品ですが、ネットではあまり公開してはいけないとの事ですので、また結果がわかり次第(予選落ちしたらすぐお知らせします 笑)公開いたします。
最後に本作品、νガンダムに関しまして・・・
現在「譲ってほしい」とのメール等お問い合わせを多数いただいております。。ですが大変申し訳ありません。現在はオークション等での出品、そしてお譲りする意向はございませんので何卒ご了承ください。お問い合わせいただきました皆様には大変申し訳ございません。

前回の「ずをコン打ち上げ仕様」
通常であれば全てのパーツの改修工事が終わってから一気に塗装するのですが、今回はすこし「変則」ということで「まずは本体」を先に仕上げました。
その本体のブログ記事に本当に多くの声をいただき、とても驚いてるとともに、感謝の気持ちでいっぱいになっております。
この場を借りて感謝の思いを伝えたいと思います。ありがとうございました。
このνガンダムは決して1人で作っているものではない
自分の模型製作は「模型作りの楽しさを「作ることで」で伝え、それを皆で共有し、そして皆で楽しんでいきたい」というものが根底にあります。
そして自分は「モデラーでもあるけれど【いち模型ファン】でもあります」
この部分が自分は非常に強いと感じるのです。
模型を作るのも好きですが「他の方々の作品を拝見するのが大好き」なのです。

思えば、ちょうど1年前の今、自分はあの「ネオ・ジオンのフラッグシップ機」サザビーを3ヶ月かけて製作しておりました。
それまでほぼ20年間お休みしていた模型製作を本格的に再開して2〜3ヶ月後ということもあって、自分の周りには「模型(モデラー)仲間と呼べる人が1人もいない」そんな状態でした。
ほとんど誰にも読まれることのない「20回を越えるサザビー製作記」をひたすらSNSの自分のページで書き続けてた日々。
最初から最後まで1人で作ったサザビー
多くの皆様の応援と声に支えられ、生まれたνガンダム
生涯孤独だったシャア・アズナブル
その存在がなくなった後も壁の写真に話しかけるUCのブライトのように、多くの人の心の中で生き続けているアムロ・レイ
因果関係を無理矢理こじつけるわけではないのですが、自分が今までもおそらくこれからも「一番好きなガンダムシリーズは?」と問われたら「逆襲のシャア」と即答するように、やはりこの2つの機体は自分にとって「とても影響が大きく、特別なもの」であることを今回、再び確信することになりました。
ちょうど桜の時期、今年の桜を見ながらふと「去年の今、自分はサザビーの事しか考えてなかったな」と。。そして一年経った今、この「νガンダム」を通じ、本当に多くのモデラーの方々と知り合い、交流させてもらえている「幸せと嬉しさ」を感じているのです。
ぐだぐだと前置きが長くなりましたが、今回はその残りの部分、メイン記事内容を「フィンファンネルの製作」とし、それを「νガンダム製作記 第6回」、次回第7回を「最終回」としたいと思います。
***********************
MG νガンダム製作記.6
【フィンファンネルとフィンファンネルと】
「フィンファンネル」。
その名のとおり「フィン」の形状をしたファンネルで、逆シャア劇中でも
時にすさまじい攻撃力を発揮し、時にアムロとνガンダムを守る防御力も持ちあわす
アムロ・レイの脳波に応じて「彼を守る忠実なしもべ」となるフィンファンネル。
このフィンファンネルをどうしようか。。
劇中のファンネルを何度も繰り返し見て、プラモデル版との一番異なる部分


見てのとおり劇中のフィンファンネルはとても鋭角でシャープ。
劇中でもファンネルを外し武装解除したアムロにヤクト・ドーガに乗るギュネイが思わず
「放熱板がなんだ!」
とファンネルと気づかず、ただの「放熱板」と勘違いしてしまうほど薄く、まさに「フィン」だったと思うのです。
それに比べてプラモデル版は。。

とてもぶ厚いのです。安全対策のためだったり、パーツの破損の防ぐための「厚み」。
これではとても「フィン(放熱板)」には見えない(ギュネイもさすがに間違えないかもしれません)

そこでこれをまず薄く加工。

本当にギリギリまで薄くしました。

上がノーマル、下が加工後。
下の「紺」の部分も薄く削り出来るだけ「劇中のイメージ」に近づけるようにいたしました。

これを出来るだけ均等の薄さになるように計12枚。
写真はないですが、下の紺の部分もあるので合計24枚の薄々加工。。(大変でした。。泣)

ファンネルのスラスター部分も「丸みのある甘いエッジ」をしっかりと面出し整面。これも同じのを6個。
単調な黄色い部分には「段落ちモールド」を作成(同じのを12個)

ディテールは新規に追加。
「近未来的なファンネルの創造」
とアナハイムエレクトロニクスのエンジニアが託したと想定し、出来るかぎり余分なモールドは入れず、そしてあくまで「フィン」ぽさを意識し、パネルラインや凹、凸モールド、コーションデカールも必要最低限に。

全体はこうなりました。

これを12枚作成。。。(笑)

装備時はこのようになります。

塗装後、ノーマルとの比較です。
以上が「このνガンダムに装備するフィンファンネル」になります。
あくまで「フィン」の形状にこだわり、そして「近未来的なものをどこか感じられるライン」
そういった部分を意識して製作いたしました。
最後にもう一つ、このファンネルは表面はご欄いただいたとおり薄く成型してますが、実は裏側も余分な部分を削り「軽量化」を図っています。
これは、このνガンダムを組まれた方はわかると思いますが、ファンネルの「重さ」にすこし問題があり、装備時にファンネルがポロポロと取れてしまうのです。体も斜めに傾いてしまい「立たせた状態でのプロポーションのキープ」がかなり困難だったため裏側もギリギリまで削り、かなりの「軽量化」を施しました(本当に軽いです 笑)。
その効果は自分も驚くほどで、直立状態でのプロポーションキープが容易になり、また体の傾きもなく、そしてファンネルがポロポロと外れる事もなくなりました。
**********************
今回も長くなりましたが、次回でこのνガンダム製作記は最終回となります。
そして昨日でνガンダム完成いたしました。結局4ヶ月もかかってしまいましたが。。(汗)
次回最終回はもちろん今回のフィンファンネル装備時での撮影、すこしアクションポーズなども含め、また、出来るかぎり改修ポイントなどの解説も含め更新してまいりたいと思います。

ちょっと暗めで。。^^;
本体部分も前回から若干変更しておりますので、4ヶ月にわたった「νガンダム製作記 最終回」近いうちに更新できるようがんばります!
ではでは、また次回!^^
「ブログは自分の好きに更新するもので強制ではない」というのはわかっているのですが、毎日1000を超えるアクセスカウント数を見るたびに「うわ。。なんか申し訳ない。。」という気持ちになるのも事実でして。。
この一ヶ月間、こまめに部位ごとの更新も出来たのですが、その撮影の時間も惜しんでひたすら製作をしておりました。
というのも期日に間に合わなかった「ずをコン」の打ち上げ会が先週末の16日に行なわれまして、
期日には間に合わなかったけど、どうしても打ち上げにはある程度の完成形で持っていきたい。。
と、この一ヶ月間、ただそれだけを目標にしてきました。なんとか当日の朝8時に完成し、無事打ち上げ会にも持っていく事が出来ました。。
まだ全ての完成というわけではないのですが、今回のブログ更新は

νガンダム 【ずをコン打ち上げ仕様】
というバージョンにて、昨晩大量に撮影を行ないましたので、それを
「部位別」
「全身」
「ノーマルとの比較」
を織り交ぜ、ギャラリー風にし、そしてすこしの解説を加え「νガンダム製作記 第5回」としたいと思います。

まずは全身のショット(前から)

ノーマルとの比較。
ご覧のとおり、このνガンダムはノーマルのプロポーションからかなりの変更をいたしております。
また製作記の最終回に詳しい部分などを書きますが、一番変更した部分はやはり「腹部のハイウエスト」を延長し、長すぎると感じた脚部をやや短くしたところです。

ややサイドから。

ノーマルとの比較。

次に上半身のバストアップ(前から)

ノーマルとの比較。
ここも胸部、肩、顔、頭部、全て形状を変更し、ディテールも新規に加えてあります。
全体のバランスを考慮し、「自分の好きな形」にいたしました。ここは本当に好き勝手にいじりました(^^;

上半身(サイドから)

ノーマルとの比較。
サイドから見るとより顕著に違いがわかるかと思います。

次に「胸部」やや俯瞰からのショット

ノーマルとの比較。
胸部の「でっぱり」部分を延長し、形を変え、その上部のカバー部分を取り、プラバンにて凹凸ディテールを加えました。
首と肩の間にもヒトでいう「僧坊筋」を作り、ノーマルとの全体のフォルムを変えています。
その他、胸部全体に新規にディテールを加えてあります。

胸部(あおり(下から)ショット)

ノーマルとの比較
この「胸部下部から腹部」への部分もかなり変更しています。ヒートシンクなどのディテールを加え、装甲の形状を変え、腹部を延長した部分の「足りなくなった場所」を補ってます。

頭部(正面から)
ここは以前の製作記でも詳しく説明したとおり、各部を変更し、ノーマルの顔の「寄り目」「たれ目」を修正しています。

頭部(サイドから)

ノーマルとの比較

腰部です。

ノーマルとの比較。
ここも形状を自分好みに変更し、股間アーマー、フロントアーマーなどを変えています。新たにディテールを加え、サイコフレーム発動による「装甲のパージ」もなくしました。

最後に脚部(サイドから)
ここも「サイコフレーム発動モードによる分割ライン」をオミット。スネ、ヒザ、その他形状を変更し、サイコフレームではない独自の分割ラインを形成。

脚部(後ろから)

ノーマルとの比較。
装甲の形状変更及び、薄く加工。各部プラバンを使用しての新規ディテールの追加。パネルライン追加などなど。。
最後にもう一度全身ショットです。


とりあえず、これが「ずをコン打ち上げ仕様」となります。
まだバックパックの一部工事、及びフィンファンネルなどが残っておりますが、ここから本体の形状に大きな変化はもうないと思います。
もうあと1つか2つのブログ更新をして、このνガンダムの製作記は終わりとなりますが、少しだけ余談を。。
今回、このνガンタム製作は「過去にない」製作量となりました。。
しかもそれを「2~3ヶ月でこれをやろう」と思ったのが大きな間違いで、途中で「とんでもないものに手を出してしまった。。」と心から後悔したこともありました。
数百あるパーツを一つ一つ、表側、裏側を削り、均一に薄く加工していく
これだけでも手間なのに、そこからさらに形状を変え、ディテールを加え・・・
特に脚部のしんどさといったら今までに経験したことのないもので、何度も心が折れそうになりましたが、そんな時支えてくださったのが、「このブログやツイッターなどで励ましてくれる方々の本当にあたたかいコメント」でした。
皆さんのあたたかいお言葉がなければこのνガンダムは絶対に完成しなかった
と断言できます。それくらい自分にとって大きな大きな「励み」となりました。
まだ完成していないのに、こんな事を言ってしまい申し訳ありませんが、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
ではでは、また次回【νガンダム製作記】で!
さぼっていたわけでもなく、ほぼ毎日のように作業はしていたのですが、約10日間を予定していた「腰部、脚部」の改修が、想像をはるかに越える手強さで。。
最新キット、サイコフレームの開閉ギミックが盛り込まれた脚部には特に製作が難航、一つの部位に約一ヶ月。。というのはもちろん初めての経験で作業時間はもちろんの事、メンタル的にもかなりタフな作業となってしまいました(何度か心も折れそうに)
そして今日は、この作品でエントリーさせていただこうと思っていた「ずをコン」の締め切り日。。
期日に間に合わないこととなってしまいましたが(大変申し訳ありません。。)、このまま製作を続けてなんとか遅刻しても大会にすこしでも参加出来ればいいなと思っています。
しかしながら、今回のこの「ずをコン」の一番の主旨でもある
モデラー同士の交流
これを自分は当初「どうしたら今よりももっとモデラーさんと知り合えるのだろう。。」と。
まだ模型に出戻って日数が少ない分、知り合いの方々が少ない自分。
そこで今回初めて本格的に「Twitter」をおそるおそる始め、そこで製作途中などをアップし、同じずをコン作品を製作されている方々や、ずをコン以外の作品を作られてるモデラーの方々とも多く知り合い、そして交流させていただくこととができました。
気づけば去年の12月には30人ほどだったフォロワーさんが、今で270人くらいにまでフォローしていただき、自分もほぼ毎日楽しくモデラーの皆さんと交流させていただいております。
皆さんの作品(製作途中)を拝見し、時にお互い励ましあったり、意見を出し合ったり、ハウツーを教えあったり。。そしてなにより「いい刺激」を多くの方々からいただける。。
もちろん今までブログを通してでもそれはさせていただいてましたが、ツイッターは「気軽さ」と「レスポンスの早さ」「簡易的な使い方」ではとても有効なものではないかなと思います。
また次回作はどうなるかはわかりませんが、このνガンダム製作は、最後までツイッターでまず簡易先行公開、のちに解説を加えてブログにまとめて。。という形でいきたいと思います。
期日には間に合いませんでしたが(重ね重ね申し訳ありません)、自分の初めての「ずをコン」は、本当に「参加してよかった」と思えるものでした。
このような「モデラー交流のためのコンテスト」を開催していただいた主催者の「かずを」さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからは、いよいよしっかり期日に間に合わせた皆さんの素晴らしいずをコン作品公開(本当にものすごい作品群ですよ、皆さん必見です)、そして3/16のアキバでの打ち上げ等、また引き続き「ずをコン」を楽しんでいけたらいいなと思っております。
モデラーの皆様、これからもちょくちょく顔を出していくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m

MG νガンダム製作 【腰部・脚部】
実はまだ全部は終わっていないのですが、あまりにブログを更新しないのもいけないなと思い、少しやり残した部分も含めて解説し、それを「νガンダム製作記 第4回目」といたします。
前回は頭部・胸部・腹部までがほぼ終わった状態でしたが、今回は「下半身(腰部・脚部)」。

まずは腰部から。

ノーマルキットとの比較。
腰部で変更を加えたのは
・フロントアーマーの形状変更及びディテール
・股間アーマーの形状変更及びディテール
この2点、そして後でも説明しますが、中の「股関節」も若干変更しています。
今回のこの自分が製作しているνガンダムは「全身サイコフレームなし」で作っています。
もちろん「サイコフレーム否定派」などというたいそうなものではなく、ただ単純に
自分が作るνガンダムであれば、やはり20数年前に映画館で見たあのνガンダムをリスペクトして作りたい
と思っているだけです。常にガンダムの世界は「後付け」という設定やストーリーが加えられ、そしてその「ガンダムワールド」というものは拡大し、そして今後も拡がりつづけていくものです。
ですので「後付け」に対し反抗心も反発心も持ち併せておりませんが、ただ「単純に」今回はそうしただけなのです。

その「サイコフレームなし」に準じてフロントアーマーも変更。
製作記第1回でも書いたワイドなサイド部分をややスリムに変更。
ディテールに関して少し。。
このνガンダム ver.KAはディテールに関しても
ユニコーンガンダムの前身機
というディテールラインがあちらこちらに感じるものがありました。
今回はそういうディテールは全て一度消して、新規でディテールやパネルラインを加えています。
簡単に言うなら
すこしカッコよすぎのラインをやや古くさいメカらしさを感じるラインへ
これを目標にいたしました。

脚部
ノーマルキットとの比較


まずは大腿(太もも)から。
ここは既存のカット(サイコフレーム発動モード時の分割ライン)をなんとかうまく利用できないかということで、このようなラインカットを選択。
そして装甲の厚みを取り、ところどころにスリットを入れ、プラバンを乗せ段落ち風に仕上げました。
剥き出しになった内部フレームにはプラバンで「それらしい」ものを作って貼っています。
これによって、やや「太すぎた太もも」をスマートに。

そしてヒザ部分。
ここはまだ細かいディテールの追加などが後回しなのですが(目立つ部分なので、ディテールも少し全体のバランスを見てから最後に)ここもサイコフレーム発動モード時の分割ラインがあったため、一度全てをくっつけて、そこから新規で分割。

そして、ヒザのトップの位置を図のように変更。ここはパテを使用。

横からのほうがトップの位置が下がっているのがわかりやすいかと思います。
これは以前ここでも書いた「支点の移動」ではなく、ただ単にこのラインのほうが「自分は好き」というもので変更いたしました。

スネ部分
ここは上部の分割ラインを接合し、やや短すぎると感じたアーマーを下に延長。
そしてやや厚みがありすぎと感じたので、薄く成形しています。
横から。最大部分で4mmの延長。

ふくらはぎ部分
ここにもサイコフレーム分割ラインがあったので、全て一度接合し、ギリギリまで薄く加工し、新規に分割ラインを。
ここはもうすこしディテールを加えていきますが、目立つ部分なのでこれも最後に。

ふくらはぎバーニア部分
ここは2つついているバーニアの枠をそのまま使用。ただしバーニア部分のカバーもギリギリまで薄く加工しています。
丸みを帯びたラインを角張ったラインに変え、形状もやや変更。ディテールも新規に追加。
バーニアは先日のオフ会で拳王さんからご好意でいただいた「拳王バーニア」を使用(拳王さん、ありがとうございます!)。

左が拳王バーニア、右がノーマルを薄くし塗装したもの。
アイアンで塗装後、すこし焦げたような感じを出すためグラテーションを軽めにかけています。

あと見えにくい場所ですが、脚の下の隙間がかなり大きかったので、この部分にもプラバンで作成したフィンを10枚ほど入れています(一部分しか見えませんが実はかなりの大きさです(^^;)

脚部全体。
股関節を上部にやや移動させ(2~3mm)脚をやや短くいたしました。
やはり少し「長過ぎる脚の長さ」がこのνガンダムで気になっていた場所だったので。。
とりあえず、現状はこんな感じで製作をすすめております。
スリッパや、腕部、バックパックなど残っておりますが、脚部は本当に時間がかかってしまった部分で
・形状の変更
・パーツの厚みの除去
・サイコフレーム発動モードによる分割ラインの結合そして再分割
・既存ディテールの撤廃と新規追加ディテール
・さらに内部フレーム(発動ギミック等)の処理」
本当に苦労させられました。。
でも、一番の「山」は越えたと思いますので、このまま引き続き製作を続けてまいります。
最後に1つだけ。
このνガンダム全体を通してしていることが「パーツの厚み」を取ること。
これは、今回のνガンダム製作上、大事にしている一つでもある「装甲ではなくカバー的な役割」という解釈のもとで製作しています。
このMG νガンダムにはしっかりとした土台となる内部フレームがあり、その上からさらに厚み1mm以上というパーツ構成はすこし
厚ぼったい
感じがしたのです。
特にνガンダムの場合は
卓越したパイロット能力を持つニュータイプ・アムロレイ専用の「ワンオフ機」
量産タイプにはない安全対策など度外視し機能性面を最優先させたカミソリのような機体、いわば大量生産ではない「F-1カー」や「ファントム機」のような。
そういった部分、そして自分の中にあるνガンダムを加味して考えた時、この「パーツの厚み」というのは必然的に「薄く」なっていったのです。

次回は「腕部・バックパック篇」となる予定です。
ここはそんなに手間がかからない場所だと思いますので早めに更新できるようがんばります。
では、また次回^^今回も最後までありがとうございました!
頭部の改修
を行ないましたので、解説を加えながら今回の「νガンダム製作記 第3回」にしたいと思います。
まず、このνガンダムの頭部

自分の第一印象は、
すこし面長すぎないかな・・・
でした。νガンダムは他のガンダムタイプと比べ、劇中でも「やや面長な面構え」と感じておりましたが、同じ面長でもこの顔はすこし「間が抜けたような顔つき(失礼!)」に自分は感じてしまったのです。
やはり、アムロ最後の機体、そしてあのサザビーに「殴り勝った」機体でもあるので、もうすこし自分は
精悍な面構えにしたい
と感じたのです。
そこで、製作当初からこの「顔」についてあれこれと考えておりました。
どの部分を修正すればよいのか
ただ「長い」部分を切って「短く」するのではなく、他の部分を変えること(直接的ではなく、間接的なアプローチ)によって「長かったものを短く見せる」事も改修の際、常に考えているのですが、今回は以下のような感じになりました。



左がノーマル、右が改修後になります。
改修箇所を画像に載せました。


今回の頭部全体での改修で自分が求めたものは2つ
・面長の改善
そして先のショルダーでも応用した
・支点(重点)の移動
です。

上の画像のように、νガンダムの頭部の支点(重点)を自分はやや下(後方)に移動させました。

それによって、頭部全体のバランスが「逆ハの字」から「ハの字型」になります。

上半身をとりつけてみました(正面)


そして斜め横から
支点を移動した事で、だいぶ印象が変わってきたかな・・・と思います。

サフを吹く前の製作途中(携帯写メで、しかも少しぼやけていてすみません。。)です。
頭部の改修がひとまず終わり、
頭部、胸部、腹部、肩
人型汎用モビルスーツの中で大事な部分、ベースとなる部分(もちろん他の箇所も大事ですが)、が終わりました(腹部がまだ少し残ってますが悩んでる部分でもあるので後回しに)。
少し予想より時間がかかりましたが、やはり大事な部分でしたので妥協せず、自分なりのνガンダムになるよう取り組んでみました。

頭部を取り外している状態の胸部上部です。

前回のコメントでご質問いただいた「肩(肩と首の間、僧坊筋の部分)」のプラバンで製作した箇所の拡大になります。
胸部の下部部分などもかなり変更しているのですが、これはまた次回以降のブログにて説明いたします。

次回からは腰部(腰のアーマー部分)や脚部篇になるかと思います。
脚部のほうも数日前から始めておりますので、また近いうちに更新できるようがんばります^^
===========
あと今回は最後に、ブログの紹介をさせてください^^
ATELIER FOREST 閃きの模型製作
僕の大事な模型仲間のお一人「フォレスト大佐さん」が数日前にブログを開設されました。
単体ものから、ジオラマ、スケールモデル、ガンプラ問わず、幅広いモデリングをされている方で、去年の「電撃ガンプラ王2012 チーム部門第1位 ちゅい~んドライブさん」のメンバーのお一人でもあります。
特にジオラマでは、ストーリー性の高い、とても魅力的な作品を手がけられる方なのですが(僕も大佐の作品が大好きなのです)、今までブログはやられておらず、作品が見れるのはクローズドアクセスのSNSのみでした。。
今回「万人がアクセスして見れる」ブログを開設され、まだまだ開設したばかりなので掲載作品数は少ないですが、いずれ楽しいギャラリーが見れると思います。
素晴らしい作品がたくさんありますので、皆さん是非一度アクセスしてみてください^^
それでは、また次回【腰部(または脚部)篇】で^^
今年一年がみなさまにとって多幸ある良い一年でありますよう、そしてひどい天災や人災、戦争や争いのない世の中に。。(戦争はガンダムの世界の中だけで)
皆さん、良い年末年始でしたでしょうか^^
自分は28日から新年7日まで10日間ほど旅行に出ておりまして(国内ですが)、お正月の京都や神戸の街、明石方面などを訪れておりました。
旅行自体は毎日充実していてとても楽しかったのですが、なにせ10日間という結構な長期で前後合わせると二週間ほど全く模型に触れない日々となってしまいました。。
現在、文字通り
寝る時間を削りに削って
の突貫作業が続いております(^^;
ですので、今回の製作記は壁紙を使っての一眼レフ撮影ではなく、簡易な携帯(iPhone)写メでの撮影が多く、画像の画質等、お見苦しい点がいくつかある事、大変申し訳ありませんがどうかご了承ください。
MG νガンダム Ver.Ka
現在は「胸部」の改修に入っています。

後ろの植物などが邪魔で申し訳ありませんが、、胸部中央のでっぱりの延長、コクピットハッチの延長などをしたのち

肩と頭部の間の部分、首の前面のカバーを取り外しディテール作成、ボディサイド部分の装甲を追加

正面から。胸部ダクト下にヒートシンク(放熱板)などもプラバンにて作成。

サフを吹いてみました。

右がノーマル。

俯瞰から。ボディ上部のディテール部分は0.5mmのタミヤのプラバンから作成。
サフ吹いてじっくりとチェックしたのち、すこし修正。

胸部中央のでっぱりのサイド部分にプラバンを貼り付け、ややワイドにします(コックピット周辺は太くしたくないのでそのまま)
ダクト上部のプラバンの形状を変更。

やはりどうしても胸部の幅の狭さが気になり、初見の印象どおり胸部を「上、下、横」ともにややワイドにする事にしました。

これが現在のνの上半身です。

まず前回の製作記での「肩の形状変更」
重点をやや外側に持ってくることで中央の窮屈さの改善

そして「頭部周辺の改修」
頭部と肩の間に凸モールドを入れ、全体を引き上げる事で首前方の窮屈さが取れ、またディテールを加える事で密度を高めました

最後に「胸部、腹部の改修」
胸部中央のでっぱりの形状変更、ややワイドに。
そして中央に「寄り過ぎ、大きすぎ」だった「黄色い胸部ダクト」も外側に移動、ややちいさめに形状を変更。
そして腹部をを延長する事で「腰」を作りました。

まだこまかいディテールなど追加作業はありますが、上半身の形状、シェイプはこのような感じでいこうかと思います。
毎日、作業のほうも進めておりますので、また近いうちにブログ更新できるようがんばります。
では、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
また次回です^^
気づけば今年も残りあとわずか。
年を取るたびに一年が早くなると言いますが、今年も本当に早かったなぁと(^^;
ストライクの製作後、次回作(ずをコン出品予定だったマラサイ)の製作をすすめていたのですが、少し思う所あり、ずをコンへはマラサイではなく他の作品でエントリーしようと思います。
それがこれ(笑)

最新中の最新キット「MG νガンダム Ver.Ka」
実は自分もνガンダム発売当日に購入し、当初予定は「パチッと組んで終了」だったのですが。。。
およそ「プラモデルを組んでる」と思えないその作りの素晴らしさに感動し、逆にその作りの素晴らしさとは別に出来上がり(全体のプロポーション)に「ん?」と感じ、
これを自分好みに変えてみたい
と思ってしまったのです。
これを「試作最終段階機(プロトタイプνガンダム)」にして、ずをコンにエントリーさせていただきたいと思っております。
今回のずをコンは「劇中登場していない機体 MSV」なので、設定的にはOKかなぁ。。と(もしアウトだったらごめんなさい。。)
というわけで、もうどんどん製作をほうをすすめております(2/20締め切りなので)。

これが素組み状態のνガンダム Ver.Ka(以後νガンダムと略します)
もちろんこれでも十分カッコいいと思うのですが、自分が気になった部分は。。。

やはりこの上半身、大きすぎる肩とフロントアーマー、短い胴、全てがすこし
too much(やりすぎ)
なのです。
自分が思うνガンダムというのはやはりスマート。
その常に対比させられるサザビーとの協調(ハーモニー)。
サザビーが筋肉をつけるだけつけたスーパーヘビー級であれば、νガンダムは体脂肪を絞るだけ絞り、カミソリのような筋肉を持つミドル級。
柔と剛
連邦系MS(の象徴)対ジオン系MS(の象徴)
このνガンダム Ver.Kaのフォルムは全体的に「スマートさよりもごつさ」が感じられ(あくまで自分個人の意見です)、これを自分は
スマートで洗練されたフォルム
に変えていきたいなと思っております。
現在行なっている改修の部分です。

まずは、腹部。
「ハイウエスト」だと感じた腹部に「くびれ」を作っていきます。
このように内部フレーム、外装ともにプラバンをミルフィーユ状にして一枚一枚挟んで製作。
一応、後で「長さの修正」が出来るよう少し「長め」にして作っています。
今後、全体の修正が終わったのち「長い」と感じた場合はミルフィーユの一枚をはがしていく。。といった感じです(なので腹部のディテールはまだ加えず、コクピットハッチ延長なども後で)

これが全体との比較(これだけでもずいぶん印象が変わったかな。。と感じます)

次に板のような大きいフロントアーマー

これをこのようにやや縦長に変更

ノーマルとの比較。
フロントアーマーの形状を変える事で、「腰から脚部」へ続くラインを違和感のないように修正。

次にショルダー




ここは形状をかなり変更しました。
なぜこのような形にしたのか
これはデザインの分野でよく使われる「支点の移動」を応用いたしました(ストライクやサザビーにも使っています)。

上の画像のように、このνガンダムの肩は形状がとても大きくそして縦に長いのです。
それによって中央の胸部にまでそれが影響し、とても窮屈、そして胸部がちいさく見えてしまうのです(オレンジ部分がショルダーの「支点」となります)。
もちろんνガンダムはそういうデザインだから・・・といってしまえばそれまでなのですが、
νガンダムのショルダーの基本形状を変えずに、支点、重点をやや外に変更(移動)させる事。
これを一番の目的といたしました。

現在はこのようなフォルムとなっています。
また胸部、脚部、腕部と変更を加えていきますが、今年はこれがここまでで、今投稿が今年最後のブログとなります。
年末年始は旅行にでかけてしまうため、昨日で今年の模型作りも最後となりました。
今年の自分の模型完成品は

ドライセン「パラオの番人」(リンクはモデラーズギャラリーのドライセンページへ)

サザビー「ネオ・ジオンのフラッグシップ機」(リンクはモデラーズギャラリーのサザビーページへ)

ストライク「STRIKE AZZURRO」(リンクはモデラーズギャラリーのストライクページへ)
と、なんともなさけないわずか3作品となってしまいました。。。。
ですが、少ないながらもこの3作品は自分の実力をはるかに超える評価を皆様にいただくこととなり、本当に感謝いたしております。
ドライセン
自身初となるMG週間ランク1位。
残念ながら入賞はなりませんでしたが、「電撃ガンプラ王2012」では現物審査による最終審査まで進む事に。自分個人にとってもこの「ドライセン」は決して忘れる事が出来ない作品となりました。
サザビー
ガン王のほうではふるいませんでしたが(2次予選落ち)、MGさんで週間、月間ランク1位をいただき、「まさか」の年間ランク1位まで。。。。(>_<;;;
そして模型界の巨匠「WildRiver荒川直人先生」に現物を見て気に入ってくださり、場違いも甚だしい「荒川先生のわいるどな忘年会(トッププロの方々の作品展示会)」にまで参加させていただき、本当に多くの忘れられない貴重な経験をさせていただくこととなりました。
ストライク
MGさんで週間、月間ランク1位。年間ランク入り。
なにより「夢」の一つでもあった、「模型界の絶対的存在(フラッグシップ)、自分の尊敬するn兄さんのブログに載せていただく」事が叶った作品。
とはいえ同時に紹介された作品群が「荒川先生」や「NAOKIさん」「岬さん」の素晴らしい作品の間。。。。
その間に自分の拙作、、、、、というなんとも恥ずかしく。。。。(拝見した瞬間、大量の汗が吹き出しました。。)
当たり前ですが、自分の力不足を痛烈に感じる事ともなりました(^^;
ですが、この3作品には本当にたくさんの
喜怒哀楽
を感じさせていただく事が出来(怒はないかな 笑)、わずか3つですが、忘れられない3作品となりました。
もっとも本年は「実製作」よりもほぼ7~8割方を「勉強」に費やした一年でもあり、そういった意味では実りある一年となりましたが、その勉強で得たものを活かすのが「来年以降」となるので、また来年も勉強を欠かさず精進してまいりたいと思います。
そして、もっとも大切な「同じ趣味を持つ方々との出会い」
この「とてもよい刺激をいただける方々との交流、そして勉強」が自分の原動力の一つになっている事は間違いありません。
この出会いも今後、さらに発展していけるよう、来年以降も積極的に交流の場に出向きたいと思います。
来年の目標としてはまず、
マラサイの完成
本当は今年の完成品3作品に入るはずだったマラサイ。オラザクにエントリーする予定だったマラサイ。
これは必ず成し遂げます。
そして今、製作中のνガンダムのロールアウト
メジャーコンテストでもある「ガンプラ王」「オラザク」「GBWC」へのエントリー。
全てとはいかないかもしれませんが、これらを目標にまた精進してまいります。
最後となりましたが、今年一年模型作品を通じ、交流させていただいた全ての皆様に厚く御礼を申し上げます。
また来年も何卒、宜しくお願い致します。
相変わらず長くなりましたが、健やかで幸せな年末年始をお過ごしください。
では、また来年^^
shunneige(シュンネイジュ)

すみません、、本来であれば「最終回パート2」として各改修部分の詳細や今回の製作のあとがきなどを書いて更新しなければならないのですが、ストライク完成直後くらいから仕事が猛烈に忙しくなり、なかなか改修部分の説明図みたいなものを作る時間が取れなくなってしまいました。。
デザイナーという職業上、今は年末のクリスマスデザイン制作がピークになっておりまして(12月になると各企業ホームページが一斉にクリスマス限定デザインになるあれです)、自分もその例外ではなく(ありがたいことですが)現在必死でクリスマスデザインの制作をしております。。(もちろんそれ以外のデザインのお仕事も多く。。)
ですので、大変申し訳ありませんが最終回パート2はもうしばらくお待ちください。。
時間が出来次第必ず更新いたします。
今回のブログの更新は、先日このストライクの完成写真を「模型投稿サイト モデラーズギャラリー」様に投稿させていただき、本当に多くのアクセス、投票、そしてあたたかく素敵なコメントをいただきました事、またブログにもご観覧、コメントをいただいた皆様に一言お礼をさせていただきたく更新させていただきます。
正直「模型は自分が楽しむためのもの」という想いがあり、順位や投票数などは「目安」にしかすぎないものだと思っております。
ですが、やはり「とても大切でありがたいもの」だとも強く強く感じております。
今回のストライクに投票していただいた数は現在で260ちょっと。
それはつまり260人もの方が自分の模型作品を見て「良い」と感じられてポチッと投票していただいた数字なのです。
そしてその中の何十人の方々には「どこが良かったのか、この作品を見て自分はどう感じたのか」を実際に言葉(コメント)にして伝えていただける事・・・
本当にありがたく、正直言葉にするのが難しいくらい嬉しい想いです。
今回のストライクも、多くの方々に評価をしていただき、

ドライセン(パラオの番人)
サザビー(ネオ・ジオンのフラッグシップ機)
に続き、3作品連続で週間ランキング1位をいただきました。。
また、まさかの「年間ランキング入り」もさせていただき、本当に感謝の想いでいっぱいになっています。。
RG単体ものの改修作品
では少し考えられないほどの評価をいただいている事に本当に驚いています。。
ですが次回作は0ptかもしれません。自分以外、誰からも全く評価をいただけない作品を作ってしまうかもしれません。
でも、それも一つの「声」としてしっかり受け止めていきたいと思っております(むしろそのほうが今後の自分のために勉強になるかもしれません)
今回、いただいたコメントの中にこんな一言がありました
>私も楽しみながら向上心をもって製作しております
自分もまさにこの言葉どおり、楽しみながら、でもしっかりと向上心も持って(前作よりも今作のほうがちょっとだけうまくなれているように)これからも模型作りをしていきたいなと思います。
ダダダっと書いてしまったので、とても乱雑な文章になってしまいましたが。。。(いつも乱雑ですが。。)
今回のストライクにいただいた多くの「声」、皆様、本当にありがとうございました!!
心より感謝の思いを込めて
では、また次回です^^
最終回は少し長くなりそうなので2回にわけて更新したいと思います。
今回はギャラリーのみ、次回は各部の改修を(これが結構時間がかかっていてなかなか終わらないのでギャラリーのみ先にアップ。。)
各部の改修はダイジェスト的に先に投稿しているモデラーズギャラリーさんに記載しておりますので、こちらのほうを見ていただけたら・・・と思います。ストライクはこちら
では、すこし多めですが、是非ご覧になってください^^


















最終回パート2(改修まとめ篇)に続きます^^
近いうちに公開できるようがんばります。
では、また次回です。

RGストライクですが、本体の塗装もほぼ終わり、あと少しだけ修正がありますが、これは装備の塗装が終わったのち最後にすることにしました。

今回はエールストライカー(背中につく、ジェット機のようなもの)の製作です。
羽のついていない本体のみで申し訳ないのですが。。
このエールストライカーの形状は本当に見事な出来で、実はこのエールストライカーをベースとして本体のプロポーションを改修いたしました。
簡単に言うなら「エールストライカーが似合う(と自分が感じる)体系」にしたのです。
ほとんどいじる場所もないのですが、何箇所か付け加えましたので、番号をふって解説します。

1.合わせ目に段落ちモールドを作成
2.パーツに凹モールドを作成、そこにフィンを設置(プラバン制作)
3.凸モールドを作成(プラバン)
4.凸モールドを作成、そこに凹モールドを入れアクセントとして赤の0.3mmのプラバンを取り付け
5.パネルライン追加(スジボリ)
6.ダクトのフチを薄々処理
各種色分け、各所エッジ処理、前方左右、前方中央のエアダクトのフィンも一枚一枚の間の溝を深くしています。

エールストライカー(本体)を取り付けて、ややあおり気味のバックショットです。

ノーマルとの比較。
ノーマルはやはり胴体が短く感じたので、ウエストを伸ばし<くびれ>を作りました。

俯瞰からの撮影です。

ノーマルとの比較。
俯瞰からでも<くびれ>ラインはかなり違いがでているかな・・と思います。
今回は「羽なし」で申し訳ありませんでしたが、羽も現在は塗装が終わってあとはデカールとコーティングのみになっています。
その他武装が終わって、残りの本体の修正をしたら完成となりますが、大きなミスがなければおそらく今週中には完成すると思いますので、次回かその次回くらいがこのストライク製作記の最終回となります^^
では、また次回です!
今回も最後までご欄いただき、ありがとうございました。
RGストライクの続きです。
今回は頭部の塗装が終わりました。ショルダーの部分はまだ「スミイレ、デカール、コーティング(つや取り)」が済んでません(すみません)が雰囲気だけはわかるように取り付けて簡易的に撮影いたしました。

やはり、ガンダムタイプは顔が重要なポイントだと思いましたので、少し時間をかけて製作しました。

ノーマルとの比較
本来、金色だった目の色はグリーンに変更。・・・実はサザビーの時も使った100円均一のキラキラシールを切り取って使用しています。

100円均一ですが、これ本当にクオリティ高いんです(^^;
若干ノーマルの目は大きすぎたので形状もやや変更しています。
MSN-04サザビー製作日記 17

すこしお恥ずかしいのですが・・・頭部のドアップです。。
ノーマルと比べてみるとわかると思いますが、耳のバルカンカバーや頭頂部のメインカメラカバーのフチだけでなく、この頭部は全てエッジを処理してキチンとエッジを出す様にしました。
これは簡易撮影なので(今朝、会社行く前にソッコーで撮りました 笑)、また本番の撮影では、頭部のみでちゃんと撮影し、改修部分などを書いていきます。
塗装の残りをやりつつ、前回塗装が終わり、撮影をして気づいた修正点を同時に進めています。

例えば、この胸の新規に作成したディテールなど。
着色は薄いグレーだったのですが、見てみると「ややわざとらしさ、違和感」を感じたので、ややトーンを落とした濃いグレーにて再塗装(これが意外と大変なんです。。)。

これが再塗装したものです。前回よりも少し違和感がなくなったかな・・・と思います。
後は、細かい部分なのですが、胸部の全体の光沢がなさすぎたため、約20%ほど光沢を出して質感を変化させました。
ライティングと昼間(朝)の日中の撮影なので違いがすこしわかりづらいと思いますが・・・、こういった細かい部分を現在修正中です。
今週末は比較的時間が取れそうなので、このまま一気に完成まで仕上げたいと思います。
ではでは、また次回です!
今回も最後までごらんいただき、誠にありがとうございました!
shunneige
現在は本体の塗装に入っています。
RGはパーツ数がとても多く、一度に全ての部位をやると雑な部分が出てしまう危惧があったため、今回は部位別にわけて仕上げていっています。
最初に脚部、次に腰部、そして胸部と塗装がひとまず終わりました。


これが昨日、撮影したものです。
まだレフ板などを使っていないため、影が多くでてしまって見えない部分もすこしありますが、これは本番の撮影時に修正していきたいと思います。

ノーマルキットとの比較です。
ご覧のとおり、今回はノーマルの「白」の部分をグレーのトーンをわけた色で塗装しています。
・・・どうも、個人的に「白」というのがとても苦手でして・・・(^^;
ガンダムタイプでも自分が好きなのは

このプロヴィデンスのような、ややグレーがかった機体色が好みなのです。
通常のストライクが「白・青・赤・黄」の正統派ガンダムカラーなので、ルージュ、ノワールと同様にこれはタイプの少し違う同型機(四号機?)らしくて、こういうのもアリかなぁ・・・なんて思いながら着色しています^^

続きまして脚部(後ろ)です。

ノーマルとの比較です。
ふくらはぎの部分は既存モールドを消去したのち分割し、パーツの厚みを取っています。
プラバンと凹モールドを形成し、ディテールを加えています。

脚部(前方)です。

ノーマルとの比較。ほぼ全ての外部装甲を薄くし、スネ部分などはプラバンにて形状を変えています。
装甲の隙間から見える内部フレームもプラバンで作成しています。
ヒザの追加装甲は、形状がゆるいカープを描いていたのでここだけバキュームプレス(ヒートプレス)によって型取りしています。「一つ一つが分割されている」という雰囲気にしたかったので、ここは「スジボリによる擬似的なパネルラインの構築」ではなく本当にカットしています。

腰部です。
形状が変更したのはフロントアーマー。縦に延長し、段落ちを作り、カラーリングも3色に分けています。

腹部です。
ここも延長しているので、コクピットハッチ(赤色部分)その他装甲もそれぞれ延長しています。

最後に胸部です。
ここは形状はそのままですが、胸部サイド部分、上部にそれぞれプラバンを追加し、ディテールを加えています。カラーリングはブルーと中央は明るいグレーの2トーンカラーにしました。
以上になります。
一応、今回の改修部分に関してはジャンクパーツや他キットからの流用パーツなどは使用せずプラバンのみで作っています。まだ模型再開したばかりでジャンクがない・・・というのもありますが(^^;
今回はできるかぎり、プラバンによるハンドメイドでのディテールUPその他を目標に製作しています。
全ての塗装が終わった後にあらためて部位にわけて撮影をして、改修したところなどを図にして解説していく予定ですが、今回の撮影で修正点などもいくつか見つかったので、引き続き修正と残りの塗装を仕上げていこうと思います^^
ではでは、また次回です!
本体の工作作業も終わり、今日から塗装に入る予定ですが、今回、最初の製作記にも書いたとおり、このストライクはオリジナルカラーを予定しています。
となるとやはり機体名(コード名)というのが必要かな・・・と思い、今回は機体名をつけることにしました。
ストライクは、ルージュ、ノワールなどフランス語のカラーを使用した機体バリエーションが多く、このストライクもその流れ(?)に乗り、
「STRIKE AZZURRO」

としました。イタリア語で「水色」なんですが、昔、聞いたところによると「赤みのない青」で使う場合もあるそうです。
機体の形式番号も「AZZURRO」の頭文字を取り
「GAT-X105AZ」
としました。
本人の完全な自己満足(オラ設定)なのですが(^^;
意外にこういうの考えるのって楽しくて好きなんです^^
各部の改修の解説は全て塗装も終わってからあらためて書かせていただくことにしますが、
前回の日記にも少し書きましたが今回はそれ以外に地味に手を加えてる部分の写真を載せたいと思います。

まずはバルカン部分の装甲、これは「頭部の縮小」の意味合いもあって、本当にギリギリまで薄くしています。

前回ちょっとだけ書いた頭部後ろの装甲の薄々加工と後頭部カメラカバーの部分

これは大腿(太もも)のサイドの部分、スライド機構になっており、こういう部分の1/144特有の厚みも取り除いています。

ヒザ裏部分の装甲もこのように。

アキレス腱部分の装甲や、ふくらはぎ部分も
紹介したのはごく一部ですが、自分の作品はそのほとんどにこういう処理を施しており、安全対策、パーツの破損防止のために「やむをえずパーツに厚みをもたせている」部分を、自分なりに見極めて処理していっています。
次回からはストライクにおそらく色がついていると思います(このサフグレー状態もフェイズシフトダウン状態といった感じで結構好きなんですけどね^^)
ではでは、また次回!
工作も8~9割方終了し、一度新造部分の表面チェックのためサフを吹きました。

亀裂や段差や穴ぼこだらけだったらやだな~。。
といつもこのサフ時は緊張が走るのですが、今回は思ったほど亀裂や段差は見つからず一安心。。


塗装後にもう一度各部位を撮影して、改修部分を解説しますが、今回は頭部のみすこしだけ・・・。

こまかい部分ですが、こういう後頭部のフチの部分も一応薄く処理しています。

脚部です。もうすこし細かい部分に手をくわえますが、ここも塗装後にもう一度撮影して説明します。


肩部、腕部です。腕部はあまりいじってませんが、肩の部分は形状その他、すこし変更しました。

最後にやや俯瞰目からノーマルとの比較。
本体はもうすぐ塗装にはいります。
では、また次回!

このRGエールストライクは、やや俯瞰目からの眺めが非常にバランスが良くカッコよく感じるので、その見える部分に少しディテールを加えていっています。

プラモデル(ガンプラ)を製作する際に、この角度から作品を見る事って多いと思うのです^^

最後にノーマルとの比較。
胸部、肩部以外もディテールの追加、変更等をしていますが、それは次回以降にまとめて書き綴りたいと思います。
では、また次回!

まずプロポーション。
個人的に「なんでもかんでもながくして延長」というのはあまり好きではなく(実際サザビーの全長は低くしました)、あくまでトータル的なバランスをいつも大切にしているのですが、
今回のRGストライクはさすがにバランスが悪かったため、かなり大胆に変更しました。
ざっと延長した部分は
すね
太もも
腹部
合計で1cm以上延長していると思います。
そして、プロポーション変更によって生じた関節間の隙間のクリアランス調整。
ヒザの装甲の形状変更
太ももの内部フレーム新造
フロントアーマー部分形状変更
腹部アーマー類の延長、内部ディテール追加
RGはHGと違い、簡素な作りではなかったのでこのクリアランスは少し難航しましたが、なんとか違和感なくおさまったかな・・・と思います(^^;
そして肩アーマーは少し形状を変更させ、既存ディテールをオミット、新規にプラバンにて作成。
現在は、気に入らない既存ディーテールの除去、新規ディテールの追加作業をしています。

最後にエールストライカー装備。
やっぱりノーマルはバランスが・・・(重そう。。)
それでは、また次回!
仕事でもそうですが、こういう場合ムリにデザインを決めてしまうと必ず「後で後悔する」ことになるので、一旦頭の中をリセットし、数週間完全に違うことをやって何かに凝り固まっている頭(デザイン)を一度すっきりさせようと思います。
オラザクにも出そうと思っていた作品ですので、やはりこのマラサイはとことん「完全オリジナルデザイン」にこだわっていきたいと思います。

というわけで、今週から初のRGシリーズの製作をしています。
「なぜストライク?」・・・というのも、今月のモデルグラフィックスのNAOKI氏作例のガンダムAGEと、同じくモデグラ作例のアラーキー氏作のガンダム作例があまりに素晴らしく、拝見して以来、無性にガンダムタイプが作りたくなり、ガンダムタイプの中では自分が好きなほうの部類に入る「ストライクガンダム」を、そして前々から興味があった「RGシリーズ」にもチャレンジしたく「RGストライク」をチョイスしました。

現在改修途中の写真です(左がノーマル、右が改修途中のストライク)。
まずはプロポーション。
個人的にノーマルのプロポーションは「脚短い、胴短い、頭大きい」と感じたので、ガンダムSEEDのアニメ版を見直して、アニメ版に近いプロポーションに変更しています。
現在までのおおまかな改修は脚部延長、腹部延長、頭部削り込みによる縮小化。

脚部延長に伴い、フロントアーマーもプラ材にて形状変更。
RGシリーズもHGシリーズ同様、子供が遊んでもケガをしにくいようにほぼ全てのエッジがゆるいカーブとなっており、安全対策がされているのでそういう部分もしっかりとエッジを出し、整面して本来の形に戻していきます。
既存モールドに関しては全て彫り直し。気に入らないモールドはオミットし、新規に凹凸モールドを要所に追加していきます。

最後にカラーリングですが、個人的に
「赤、青、黄色」
の原色ガンダムカラーというのが実はあまり好きではなく、今回はカラーリングの変更も考えています。
先日購入したフィニッシャーズの限定カラー青みを抑えた濃紺色
「ブラバムブルー」がとても好きな色で、これを是非このストライクに使いたいと思っています。
イメージとしては、モデグラのNAOKI氏のガンダムAGEの落ち着いたモノトーン系のカラーリングと、モデラーズギャラリーのトップ画のνガンダムの配色を参考にさせていただき、すこしトーンを落としたシックなカラーリングに。

これはCGで着色したイメージになります。
また製作途中で変更もあるかと思いますが、
「デザインはSEED系、カラーリングはUC系」
でいこうかと思います。
ではでは、また近いうちに更新いたします!

こんにちは!当ブログ「Calmi Cuori Appassionati」のアクセス、ありがとうございます!
おそらくここにアクセスしていただいた、ほとんどの方がモデラーズギャラリーのサザビーをご覧になった方だと思います。
ここに一言お礼を書かせていただきます。
今回、このサザビーをモデラーズギャラリー様に投稿させていただき、とても高い評価をいただいたこと、本当に驚いているとともに、感謝の気持ちでいっぱいになっております。
ここにあらためて、コメントしていただいた皆様、投票していただいた皆様、ご観覧いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。有難う御座いました。
正直、このサザビーはガンプラ王2次予選落ち作品ということで、MGでも軽くスルーされてしまうんじゃないか、、と内心思っていました。
ですが、MGをご覧の目の肥えたモデラー様の方々、またギャラリー様の目にとめていただき、そして評価をしていただいたということは本当に光栄と思える嬉しい結果で、またこれを励みにして精進いたします。
これからは当ブログにて、SNSのほうに書いていた全26回にわたる「サザビー製作記」をすこしづつ移行させていこうと思っています。
、、、実は、今回の製作で一番頑張ったのが、製作記なのです(^^;
今まで製作中に製作途中を文字にしたり、写真をパシパシ撮ったり。。。という経験がなかったので、本当に苦労しました(^^;
ですが、詳細にわたる製作日記になっていますので、是非お時間があるときにでも一度見ていただけたら・・・と思います。
それでは、また近いうちに更新いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!
shunneige
モデラーズギャラリー【ネオ・ジオンのフラッグシップ機】
「自分が一番好きな機体、サザビーをとにかくカッコよくしたい」
というテーマのもと、3ヶ月を費やして製作したこのHGサザビー。
製作するにつれ、次第に膨れ上がっていく工作量と情報量の多さに、一時は「完成させるのは無理なんじゃないか・・・」と諦めかけたことも正直あり、長い模型製作のブランクで、鈍っている感覚にも苦しめられ、全塗装の塗り直しなど大小の失敗も重ねましたが、なんとか完成いたしました。
このサザビー、誰にも言わなかった密かな目標として
「モデラーズギャラリーで年間ランキング入り、そしてサザビータグのランキングでも上位10位以内」
という、本当に無謀な大目標がありました(^^;
あそこに投稿されている、過去に製作された皆様の素晴らしいサザビー。
それを拝見し「自分もこの中の作例の一つとなれるようなサザビーを作りたい」
これが当サザビーを製作する上で一番のモチベーションを保つ原動力でありました。
そして6/28現在、皆様のおかげで、その目標を達成出来たこと、本当に嬉しく思っています。
そしてもう一つ、
この「サザビー製作記」はSNSのほうにひたすら書き綴っていたものでした。
模型復帰してまだわずか2ヶ月で誰も知り合いがおらず、最初のほうは1人での製作記でしたが、次第にコメントをしていただける人が増えていき、最後は自分の大きな励みにもなっていました。
たくさんの励ましのコメントをしていただいた方々にもあらためてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
それでは、約40枚近くの画像となりますが、どうぞごゆっくりご覧ください。
完成写真(全体)












拡大写真




改修途中・ノーマルとの比較写真






















解説文も含めた改修のまとめはこちらの「MSN-04サザビー製作日記【改修まとめ】」をご覧ください。
最後にノーマルとの全体比較


以上になります。
これにて「サザビー製作記 最終回」とさせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ここでは最後の部分の製作「頭部」の製作について書いています。
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「サザビー出ます!サザビー発進!!」
by ネオジオンのクルー
さて、製作です。
昨日11日は、このサザビーの製作を開始してちょうど3ヶ月。
区切りも良いということで、最後の難関
頭部のディテール及び塗装
をいたしました。
・ディテール
胴体とのバランスも考慮し、必要最小限のモールドを追加することにしました。
まずはスジ彫り作業。
円形のスジ彫りはガイドラインがとても大事になるので、まずえんぴつなどで外形の型を取ったものをスキャンし、PCに落とします。
イラレでその円形のラインをスジ彫り用のラインに縮小し、再度プリント(すこし厚みのある紙)

プリントしたものを丁寧に切り取り、その裏に両面テープを貼ってガイドラインとします。
パネルラインの太さは0.075mmに設定。
その他、凹モールドなども要所に追加(これもスジ彫り同様タガネで彫ります)。
凹モールドの太さは0.4mm。
・塗装
サフ後、スミイレ。乾燥ののち拭き取り。
ディープレッド塗装。
塗装後、薄くなったモールド部分に再度スミイレ。乾燥ののち拭き取り。
デカール貼り。乾燥ののちトップコート(光沢)。
最後につやを80%ほど取り除きます。光沢20%ほど残す。
・モノアイ取り付け
Hアイズ(1mm ノンカラー)を使用し、Hアイズの裏面にクリアグリーンを塗装。
※
今では多くの方がモノアイにこのHアイズを使用されています。Hアイズには3種類のカラーがあり、それぞれ【透明、ピンク、グリーン】とありますが自分は透明しか使用しません。
カラーをあらかじめ入れてあるHアイズはカラー成分がその中に入っているためやや濁っており、透明のHアイズの裏側のみ塗装(ピンクまたはグリーンなど)するのでは輝きが違うのです。。よってモノアイを輝かせたい場合は【透明を選び、その裏側のみを塗装する】がオススメです^^
モノアイカバーは市販パーツを使用(1mm用)
・おでこ部分の頭部カメラ
まずはゆるいカメラの凹モールドを彫りおこし(タガネ、0.075、0.125、0.2mm使用)、クリアな【面】を作成。
スミイレでブラックを塗装後、中央にメタリックグリーンのシールを貼り付けます。

昨日100均一で買ってきたキラキラシールを使用してます(100円ですが、たくさん入っていて、しかもクオリティ高いです)
以上で完成です。




自分はいつも頭部は最後のほうに製作しているのですが、毎回これを取り付ける時は鳥肌が立ちます。今回は鳥肌MAXでした。
特にジオン系の「一つ目」の場合は
作品にソウル(魂)を入れ込む
少しおおげさかもしれませんが、それくらい自分はこの頭部(顔)というものが「ガンプラ」には重要だと思っているのです。

魂が入ったサザビー(上半身)です。

ノーマルとの比較。
こだわった頭部と胴体のアンバランスさの改善。

原因は首まわりの密度だけではなく、肩の位置、形からもその原因の発端があり、
そこを徹底的に改善をしていきました。

カバーを取ったところです。わずか1mmですが、エメラルドグリーンの妖艶な光が輝いています。

「一つ目の赤い悪魔」
試行と錯誤の繰り返し、再塗装・・・と、いろいろとありましたが、
もうすぐ、SAZABI ロールアウトです^^
ここでは先の「デカールの貼り直し」について、その原因と改善、そして3日間の完徹(笑)により、塗装、デカールが終了するまでを書いています。
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「ギラドーガまで?!無理だよ、皆下がれ!」 by アムロ
さて、製作です。
前回の製作日記「修正篇」でお伝えした「デカールの削除」の件。
数の多さも問題でしたが、一番の問題はその
大きさ
でした。コーション用なのに、やや大き過ぎたのです。
今回のサザビーのCAUTION用デカールは「1/144 シナンジュ」のデカールを使用していたのですが、シナンジュではあまり目立たなかったデカールがこのサザビーだとやけに目立つのです。

これは
・曲面が多いシナンジュに対し、サザビーはそれほど曲面が多くないこと
・シナンジュでは光沢のあるグロス塗装(キャンディー塗装)にしたのに対し、サザビーはつやをかなり取り除いた明るいレッドではなく暗いレッドにしたこと
などの理由が重なり
CAUTIONデカールの目立ち過ぎ
になってしまっていました。
デカールを少なくするだけでは問題は解決されないと考え、その改善策として・・
その1
1/144シナンジュのCAUTIONデカールよりも小さくこまかいデカールに変更する
これはもはやガンダムデカールの中で探すのは無理でした。なぜなら自分が今まで見たガンダムデカールの中でシナンジュのCAUTIONデカールがもっともちいさく、こまかかったのです。
その2
CAUTIONの文字色が真っ白ではなく、ややグレーがかった色を選ぶ
通常のレッドならともかく、今回のサザビーのレッドは深みのあるディープレッド。
色が暗くなればなるほど、白というのは目立つのでこれをややグレーの文字色に変え、あまり目立たなくする
早速、行動です。
まずは模型屋さん(といっても量販店のヨドバシガンプラコーナー)へ行き、最もこまかいCAUTIONデカールを探しました。
そこで見つけたのがこれ
NCデカール05 1/144 シルバー
とにかく、ちいさくこまかいのです。即決でした。
そして、色も「グレーより明るいシルバー」というのも決めての理由でした。(シルバーはつやを取れば薄いグレーになります)
自宅へ戻り、再塗装の開始です。
他のパーツを塗装し、テストでデカールを貼ってみる。
OKと判断し、全貼りかえの開始です。
まずは今までの塗装を落とし、やすりがけをして、再びサフ。
次に、浅くなったモールド(パネルラインと凹モールド)を全てスジボリで彫りおこし。
スミイレと、スミイレの拭き取り
塗装(ディープレッド)
チェックし、塗装でやや埋まっているモールドをスジボリで再び彫りおこし
再びスミイレと、スミイレの拭き取り
塗装が薄い部分のチェック、必要な部分は再塗装
ここまでしてやっとデカール貼りです。
今回は慎重にやりました(^^;
画面上ではCGでチェック、そして実物でもいくつかのデカールが貼り終わったら組立ててみてチェック。
前回は100ほどのデカールを貼っていましたが、今回はその70%約70前後ほどにしました。(まだ、タンクや左足、シールドなどがあるので最終的には100前後になるかと思います)
最後に全体を仮組みして撮影し、最終チェック。
そしてトップコート、最後につやを取り除く作業で終了です。


これが新しくデカールと塗装をやり直したサザビーです。

脚の外装などはややずれていますが、こちらは最終で正確に取り付ける予定です。




これが以前のサザビーとの比較。やはり多すぎ、そして大きすぎでしたね。。(^^;
まだ塗装塗りたて、ツヤを取りたての状態なので、全体にツヤがなく色も浮ついてる感じですが、これは2〜3日ほどで次第にやんわりとしたツヤと落ち着きのある色が出てきます。

ひさしぶりに武装状態にしてみました。
やはり、サザビーにはこの「デカシールド」が似合います。
こちらも早く仕上げてあげないとです(^^;
今回、修正という形で全塗装の塗り替えを行ないましたが、塗装後にやや浅いと感じていたいくつかのモールドを深く彫り直す事などが出来たのはケガの功名でした。
少しロスタイムしてしまいましたが、もうゴールが見えているので、あと少し頑張ろうと思います。
ではでは、また次回です^^
ここでは「修正」について書いています。
このサザビーの最大の修正「赤い部分の塗装の全塗り直し」を決断します。
これを決意するのは勇気が入りましたが、悔しかったので3日間ほぼ完徹で仕上げました(^^;(塗装落とし、塗装、モールドのスミ入れ、デカール貼り)
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長かったサザビー製作日記も残すところ、おそらくあと数回の更新となりました。
今年の1月12日から製作日記がスタートして(実際の製作開始日は1月11日)、もうすぐ3ヶ月。
仕事でほとんど手をつけられなかった1ヶ月を引いても約2ヶ月を製作に費やしたこのサザビー。
ひさしぶりに一番最初に書いた製作日記を読み返してみました。
MSN-04サザビー製作日記 1
もう日記の内容はすっかり忘れていたのですが、最初に仮組みの状態でチェックしていたプロポーションの改修ポイントはほとんどやっていました。
やはりこのサザビーは約20年間自分の脳内にずっと変わらない形で存在しており、だからこそ、途中で方向変換したり、コンセプトを変えたり、行き詰まって飽きてもう製作をやめてしまったり・・・ということがなかったのかな・・・と思います。
行き当たりばったりの製作
も時には驚くほど良い作品が出来たりしますが、自分はやはり
一番最初にこの機体(キット)のコンセプトを決める
という事を最も大切にしています。
昨晩、腕の塗装がほぼ終わり(まだつやを取り除く作業が残っていますが)、本当にひさしぶりに全体を組んでみました。


これを美容師で例えると
カットもカラーもほぼ終わり、一度ドライにして最後のチェックをする
ところになりました。
まだ細かな修正はいくつかありますが、比較的大きな修正が一つ出来ました。

デカールの数を減らす
です。少し貼りすぎたようです。
こういうところが模型製作の一番のブランクを感じるところで、格闘技でいう
当て勘
というものです。
昔ならば、こういうデカール類はピンポイントで貼るところや「うるさすぎず、すくなすぎず」という数もわかっていたのですが、長いブランクでこういう部分の勘が鈍くなっていました。

CGでデカールを全て取ってみました。
自分は仕事柄こういうのがあっという間に出来るので、完成品の写真の際、取ってしまえばいいだけの話ですが、
模型では自分は
CG修正したものは投稿しない
と決めているので(そんなことをしても意味がないので)、
実際に、
塗装をまず一度すべて落としてから、もう一度塗装し直す事に決めました。
自分はやはり「模型は展示してこそ」という考えがあるので、これからそういうコンペに出展する場合の事も考え、
「失敗した部分は写真でその部分を写さなければいいや。。どうせネット投稿だし」
という気持ちは考えず、たとえ見えない部分でもしっかりと作り込んでいこうと思っています。
話は戻ってデカール削除。
削除といっても、全部取るわけではなく、下の写真のように数を減らします。


これも一度CGでチェックしながら、必要だと感じた部分は残し、うるさいと感じた部分は取っていこうと思います。
今まで、大きな失敗もなく順調すぎたのでこれもいい経験です。
ロスとしては2〜3日作業なので、とりあえず残す部分を決めていこうと思います。
ではでは、また次回です^^
ここでは「作品の撮影」について書いています。
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「昔のエンジンがまだ使える、そりゃすごい」
アクシズ譲渡交渉にて byホルスト
さて、製作です。
今回は製作とは直接関わりがないのですが、現在大事なエレメントの一つとなっている
作品の撮影
に関して少し書いておきたいと思います。
最初に。。
自分はフォトグラファーではありませんが、デザイナーという職業柄、わりと多くの撮影現場(スタジオ撮影や野外での撮影)に携わらせていただいています。
商品撮影やタレントさんの撮影など、そこで得た知識やノウハウなど多少でありますが、自分の「模型作品の撮影」にも反映させているので、この日記をご覧いただいた方の少しでも参考になれば。。と思い、書き残しておきたいと思います。
昔は模型といったら「展示」でした。どこかの模型屋さんのディスプレイなどで飾られている作品を誰もが目にしたと思います。
ですが近年のネット普及により、その形態は大きく様変わりしました。
気軽に自分が撮影した作品をネットの投稿サイトなどに投稿でき、コンペなども「ネット限定」で行なわれていることもしばしば見受けられます。
そこで近年重要なエレメントとなってきているのが「撮影」です。
自分で企画し
自分で作り
自分で色を塗り
自分で撮影する
これが全て揃って「作品」というものが完成します。
自分は、この「撮影」を重要視しています。なぜなら、他の方が観覧される際は、その撮影したものが全てになるからです。
撮り方によって全く違う印象になる
こともあると思います。
せっかくがんばってキレイな表面処理やカリカリのエッジ出しをしたのに画素数の低いノイズの目立つカメラで撮影してしまったら、そのキレイな細部は消えてしまい、そしてそれを観覧してる人にはわからないままなのです。
現にモデラーズギャラリーなどの投稿サイトの評価が良い作品のほとんどは、細部までもクリアに写し出されている素晴らしいプロ並みの撮影をされてる作品がほとんどです。
自分の作品をありのまま見ていただきたい
そうなると、本格的な撮影機器と、最新の一眼カメラ。。ということになってしまいますが、
「そこまで投資するのはちょっと。。」と思われてる方も多いと思います。
自分もそうです。模型撮影には
「今あるものを最大限有効利用して、その中で一番作品が良く見える撮影方法をしたい」
そう思っているのです。





この作品たちは自分が撮ったものですが、使用したカメラは一昔前のもので画素数はわずか600万画素の一眼レフカメラです。
画素数だけなら今の携帯カメラより低い画素数です。
そして、背景に使用しているのは文房具屋で¥15で購入したただの画用紙で、使用している照明器具も

このような物々しいスタジオ撮影用でもなんでもなく、自宅用に使用しているフロアスタンドです。

まさにこの形です。
こんな安っぽい器具しか使用していないのです。何一つ「専用器具」というものは使用していません。
ですが、自分の作品はたまに「撮影が上手」とのお言葉をいただくことがあります。
もちろんそのままなんの工夫もしなく撮影すれば、自分の撮影を「上手」と言われる事はなかったと思います。
その「ちょっとした工夫」をポイントに分けて説明したいと思います。
その1 直接照明はNG
まずはこちらの画像をご覧ください。


上が直接ランプをキットに当てて撮影したもの
下が間接照明にて撮影したもの
好みの問題もありますが、自分にはこの「直接照明」というのは影が強く出すぎてあまり好きではありません。
図にしてみました。

これは直接光源をキットに当てているので、その一方向からしか光が当たらないのです。よって大きくくっきりとした「影」がでてしまいます。

そして、これは光源をまず上の壁に当てて、その壁に反射した光を利用した「間接的な照明」になります。
これによって、光の光源が分散され、さまざまなところから光をもらい、それが「柔らかい光」となってキットを浮かび上がらせます。
この壁を利用した光源の分散は、店内撮影などでよく使われています(全体の光を柔らかくする)。

また直接照明は、このようにキットの角度によって露出オーバーして白くなってしまう場合があります。
このように同じキットでも光の当て方によって、質感も色も全く違うものになってしまうのです。
その2 ISOは一番低く
まずはこの画像をご覧ください。


上がISO1600、下がISO200に設定して撮影したものです。
これだとややわかりづらいので、写真を明るくして拡大してみました。


もうクオリティでかなりの差が現れていると思います。
ISOというのは今はどのデジカメにもついてると思いますが「高感度」のことです。
感度をよくすることによって、暗い部屋や夜景など速いシャッタースピードで撮ることが出来、手ぶれによる写真のボケをなくす機能なのですが、短いシャッター時間ではやはり「あいまい」な画像しか撮れないのです。
その「あいまい」なものをカメラ側のコンビュータが「それらしく」調整処理し、映像に写し出すのですが、やはり必要な情報量が少ないため、スカスカな部分をノイズで埋めるといういわば「擬似的な」映像となります。
この「高感度設定」を一番低くすることによりシャッタースピードの時間は大幅に伸びますが、その分必要な情報量は全てカメラ内に収めることが出来、先程の画像のようなクリアでシャープな映像を得ることができるのです。
当然シャッタースピードが遅くなる分、手での撮影は不可能となるので、三脚を使用し、そしてタイマー(2秒とか5秒の)設定を推奨します。
その3 明度の使い分け
これは「好き」「嫌い」が分かれる部分ではありますが、自分は模型作品は全てを見せなくてもよいという考えです。


この2つの画像、最初のはオート撮ったもので、2つ目は明度を下げた設定になります。
どちらのほうが迫力があるでしょうか。自分には2つ目のほうが写真から伝わる迫力というものを感じるのです。
もちろん、最初のほうが全てのディテールがクリアに見えていますが「作品として」見た時はやはり2つ目のほうが好きです。

車のフォトギャラリーなどもそうですが「臨場感」や「迫力」というものをつけたい場合は、このように暗い背景と、がっつりとコントラストのある陰影をつけたほうがインパクトという点で大きなアドバンテージとなると思います。
その4 場合によってレフ板を使用する
写真やその部位によって、明度を下げていい場合とよくない場合があります。

写真右のように暗いバックパックのディテールなどを見せたい場合、写真では光が上方向からしか当たらないため、ややわかりづらくなっています。
ですが、下のほうにレフ板を置いて光を反射させて、その部分を照射することで、バックパックのディテールもやや形状をクリアに見せることができます(写真左)
レフ板は板にアルミホイルを巻いて自作してもいいですが、ちいさいものなら\1000以内で買えるので買っておいてもよいと思います(自分のは600円でした)。
ざっとですが以上になります。
今回のこの撮影方法は、あくまで「たくさんある撮影方法の一つ」です。
本格的な撮影機材や高額な一眼レフカメラを購入すればもっと違う方法になりますが、現在自分がしている方法は「お金をかけずに自分が一番有効だと思った撮影方法」になります。
ですが「少し撮影に悩んでいる」「そろそろケータイカメラをやめて、撮影したいが撮影の仕方がよくわからない」と思っている方は是非一度この方法にて試してみてください^^特に「その1」と「その2」は結構使えると思います。

最後にケータイで撮ったサザビーと、今回のこの撮影方法で撮ったサザビーを載せておきます。
やっぱり違いますよね(^^;
ではでは、また次回です。
SNSのほうに書いていた製作記も半分くらい移行が終わりました。
もうすこし製作記のほうは続くのですが、今回はすこし前倒しをして「改修箇所のまとめ」を書き綴りたいと思います。
各部位にわけた改修のまとめになっていますので、かなり文字量、画像数も多いです(^^;
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まずは頭部です。
・頭部の後ろ部分の延長(パテ使用)
・頭部前方の「ひさし」部分延長(パテ使用)
・アンテナ延長(パテ使用)
・モノアイを市販パーツに変更
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
■■一言コメント■■
当時のサザビーの設計画を参考に頭部を長く延長。
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次に胴体部分です。
・襟部分を延長。パテを使用し、最大6mmほど延長し、それに伴い形状も変更
・胸上部のくちばしのようなパーツを分割、斜め下にスライド。プラバン貼り付け。
・首部分の動力バルブの位置変更、市販パーツに差し替え。
・肩との接続箇所を変更、それにより肩が約3mm下がり、稼働域を拡大。
・胸下部の双方にあるダクト部分開口
・腹部分の拡散ビーム砲を変更
・動力バルブ部分変更(市販パーツに差し替え)、腹部横のバルブを支えるパーツを除去。パテ埋め
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、プラバン貼り付け
■■一言コメント■■
ボディラインの形状はそのままですが、一番の変更箇所は「頭部まわり」部分。頭部とのバランスが悪いと感じ、襟の形状を変更、拡大することでバランスの改修を行い、また胸上部のくちばしのような形状の張り出しの形状を変更し、首横の動力バルブも位置変更、それによってうつむき加減では窮屈さがあったアゴまわりをすっきりさせています。
参照製作日記
「MSN-04サザビー製作日記3」
そして肩の位置修正。やや上がり過ぎと感じた肩を接続箇所を変更(2〜3mm下げる)することで、全体的なプロポーションの改善を行ないました。
参照製作日記
「MSN-04サザビー製作日記4」
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肩(ショルダー)部分です。
■ショルダー本体
・形状を変更。横幅を縮小、パテを使用しやや丸みを帯びた形に変更
・バキュームフォームを使用し、外装を新規作成。ノーマルパーツは内部フレーム化。
・肩が大きく開いている部分にスラスター設置(2つ)。
・そのスラスター防御のための外装を新規作成(スラスター上部)。
・肩前部のアポジモーター内、メタルパーツ埋め込み
・外装、内装ともにパネルライン(スジボリ)、凹モールドを追加
・要所にダクト設置
■ショルダー下部(ムーバブルスラスター)
・形状を変更
・ノーマルでは3つだったスラスターを1つ減らし、2つのスラスターを新規設置
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、プラバン貼り付け
■■一言コメント■■
このショルダーに関しては当キットを製作する際の『最重要ポイント』との位置づけでした。
さんざん悩んだ挙げ句に選んだのが「肩の縮小」です。長すぎる肩をカットし、形状に丸みをつけ、そして外装同士の分割ラインを曖昧にし、内部フレームを見せることで、アウトライン強調効果を演出させました。
詳しくは製作日記の
「MSN-04サザビー製作日記9」
に記載しております。
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腕部です。
・上腕部分のシリンダーを取り除き、メタルシリンダーに変更
・前腕部分のアーマーの外装を新規製作(プラバン)
・マニピュレータ変更
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
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サイドアーマーです。
・形状を変更。パテを使用し最大約18mmほど延長。フラットだった切り口部分をサイドから中央にかけて大きなカーブを描く形状に変更し、パーツの厚みを薄く。
・その上から、バキュームフォームを使用し型を取り、二重装甲化。
・上部にダクトを設置
・スラスター変更
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールドを追加
■■一言コメント■■
ノーマルのサイドアーマーは形が単調だったため、大きく形状を変更し、外装は2重装甲にして奥行き感と密度を高めました。
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フロントアーマー、股間アーマーです。
フロントアーマー
・バキュームフォームを使用し、外装を新規設置。ノーマルパーツは内部フレーム化。
・要所にメタルパーツ追加
・内部フレーム、外装にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
股間アーマー
・プラバン貼り付け、ダクト設置
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・アポジモーター新規製作(メタルパーツ追加)
■■一言コメント■■
フロントアーマーもやはり面が大きくのっぺりしていたため、外装を新規に作成し、奥行き感と密度を高め、ゆるかったエッジ部分をシャープにしました。
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リアアーマーです。
・バキュームフォームを使用し、外装を新規設置。ノーマルパーツは内部フレーム化。
・要所にメタルパーツ類追加
・内部フレーム、外装にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、プラバン貼り付け
・既存ダクトを取り除き、新規ダクト追加
・リアアーマー上のバルプ(?)部分は、それぞれ分割、一部メタルシリンダーに変更
・アポジモーター内メタルパーツ追加
■■一言コメント■■
のっぺりとしていたノーマルのリアアーマー。外装を新規に追加し、奥行き感と密度を高め、ダクトやアポジモーターもしっかりと色分けしてメリハリをつけました。
詳しくは製作日記の
「MSN-04サザビー製作日記8」
に記載しております。
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脚部です。
■大腿(太もも)
・パテにて形状を変更(筒状の形状に厚みを持たせ、太く)
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
■ヒザアーマー
・パテにて形状を変更(延長し、先端を鋭角に)
・プラバンにて外装を新規作成
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
■スネアーマー
・形状を変更、スネのサイド部分にダクト口を新設
・プラバンにて外装を新規作成、分割
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
■ふくらはぎアーマー
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
・背後のスラスターの空きの部分の形状変更
■足部分
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
■足裏部分
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・スラスター(メタルパーツ)追加
■■一言コメント■■
ショルダーの次に重要視していた脚部。HGサザビーは脚部が貧弱だったので、太ももまわり、ヒザの付け根部分にパテにて太くし、どっしりとした下半身に。
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ファンネルバッグ(コンテナ)部分です。
■バッグ(コンテナ)本体
・プラバン(0.5、0.8、1.0、2.0mm)を使用し凸モールドを作成
・下部にシリンダーボックスをプラバンにて作成
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・マイナスモールド、メタルパイプ追加
・外装を新規作成(プラバン使用)
■ファンネルビット
・プラバンにて凸モールド作成
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・ビーム発射口に市販パーツ追加
■■一言コメント■■
不特定要素が多いサイコミュシステムを使用したファンネルのコンテナということで、シンプルな量産タイプのようなコンテナではなく、後付けで次々に新規のパーツ(制御装置や延長バッテリーなど)が増設させていったという想定。
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次にバックパックです。
・外装をプラバンにて新規作成。
・要所に排気ダクト設置
・シリンダーBOXをプラバンにて新規作成。
・ハッチ追加。
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・バーニア(大1、小2)を新規に追加
■■一言コメント■■
ファンネルバッグとバックパック取り付け部の違和感を取り除くためシリンダーを追加。
それぞれ必要と感じた箇所にダクトを設け、バックパックの3つのバーニアだけでドム一機分の推進力があるとのことで、ややちいさすぎたバーニアを大型のものに変更しています。
参照製作日記
「MSN-04サザビー製作日記13」
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プロペラントタンクです。
・約2倍に延長
・真鍮線を使用し、ハンガーのようなものを設置
・外装を新規作成(プラバン)
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加
・カラーはパネルラインにより<白・グレー>に色分け
■■一言コメント■■
ここはオリジナル設定で、本来短くて黒いタンクを白くて長いタンクに変更
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シールドです。
・エッジが緩い部分を鋭角に
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
・エンブレムを新規作成(プラバン)
■■一言コメント■■
基本形状はそのまま、モールドのみ追加。
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ビームライフルです。
・要所にパネルライン(スジボリ)、凹モールド追加、凸モールド追加
・発射口にメタルパイプ追加
・ダクト類追加
・バルブ部分をメタルシリンダーに変更
■■一言コメント■■
短かったライフルを各先端部分を延長することで短さを解消。
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以上が、ほぼ全ての改修箇所になります(長かった。。(^^;)
では、また次回^^