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2012-06-26 16:02 | カテゴリ:HGUC サザビー

4月4日に書いた製作記です。
ここでは「作品の撮影」について書いています。


===============


「昔のエンジンがまだ使える、そりゃすごい」
アクシズ譲渡交渉にて byホルスト


さて、製作です。

今回は製作とは直接関わりがないのですが、現在大事なエレメントの一つとなっている


 作品の撮影


に関して少し書いておきたいと思います。

最初に。。

自分はフォトグラファーではありませんが、デザイナーという職業柄、わりと多くの撮影現場(スタジオ撮影や野外での撮影)に携わらせていただいています。
商品撮影やタレントさんの撮影など、そこで得た知識やノウハウなど多少でありますが、自分の「模型作品の撮影」にも反映させているので、この日記をご覧いただいた方の少しでも参考になれば。。と思い、書き残しておきたいと思います。

昔は模型といったら「展示」でした。どこかの模型屋さんのディスプレイなどで飾られている作品を誰もが目にしたと思います。


ですが近年のネット普及により、その形態は大きく様変わりしました。


気軽に自分が撮影した作品をネットの投稿サイトなどに投稿でき、コンペなども「ネット限定」で行なわれていることもしばしば見受けられます。

そこで近年重要なエレメントとなってきているのが「撮影」です。


 自分で企画し
 自分で作り
 自分で色を塗り
 自分で撮影する


これが全て揃って「作品」というものが完成します。

自分は、この「撮影」を重要視しています。なぜなら、他の方が観覧される際は、その撮影したものが全てになるからです。


 撮り方によって全く違う印象になる


こともあると思います。

せっかくがんばってキレイな表面処理やカリカリのエッジ出しをしたのに画素数の低いノイズの目立つカメラで撮影してしまったら、そのキレイな細部は消えてしまい、そしてそれを観覧してる人にはわからないままなのです。

現にモデラーズギャラリーなどの投稿サイトの評価が良い作品のほとんどは、細部までもクリアに写し出されている素晴らしいプロ並みの撮影をされてる作品がほとんどです。


 自分の作品をありのまま見ていただきたい


そうなると、本格的な撮影機器と、最新の一眼カメラ。。ということになってしまいますが、

「そこまで投資するのはちょっと。。」と思われてる方も多いと思います。

自分もそうです。模型撮影には


 「今あるものを最大限有効利用して、その中で一番作品が良く見える撮影方法をしたい」


そう思っているのです。

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この作品たちは自分が撮ったものですが、使用したカメラは一昔前のもので画素数はわずか600万画素の一眼レフカメラです。
画素数だけなら今の携帯カメラより低い画素数です。
そして、背景に使用しているのは文房具屋で¥15で購入したただの画用紙で、使用している照明器具も


015_20120626153919.jpg


このような物々しいスタジオ撮影用でもなんでもなく、自宅用に使用しているフロアスタンドです。


014_20120626154103.jpg


まさにこの形です。

こんな安っぽい器具しか使用していないのです。何一つ「専用器具」というものは使用していません。

ですが、自分の作品はたまに「撮影が上手」とのお言葉をいただくことがあります。

もちろんそのままなんの工夫もしなく撮影すれば、自分の撮影を「上手」と言われる事はなかったと思います。

その「ちょっとした工夫」をポイントに分けて説明したいと思います。



その1 直接照明はNG

まずはこちらの画像をご覧ください。


003_20120626154102.jpg

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上が直接ランプをキットに当てて撮影したもの

下が間接照明にて撮影したもの

好みの問題もありますが、自分にはこの「直接照明」というのは影が強く出すぎてあまり好きではありません。

図にしてみました。


002_20120626154100.jpg


これは直接光源をキットに当てているので、その一方向からしか光が当たらないのです。よって大きくくっきりとした「影」がでてしまいます。


001_20120626154059.jpg


そして、これは光源をまず上の壁に当てて、その壁に反射した光を利用した「間接的な照明」になります。
これによって、光の光源が分散され、さまざまなところから光をもらい、それが「柔らかい光」となってキットを浮かび上がらせます。

この壁を利用した光源の分散は、店内撮影などでよく使われています(全体の光を柔らかくする)。



005_20120626154059.jpg



また直接照明は、このようにキットの角度によって露出オーバーして白くなってしまう場合があります。

このように同じキットでも光の当て方によって、質感も色も全く違うものになってしまうのです。



その2 ISOは一番低く


まずはこの画像をご覧ください。


006_20120626154200.jpg

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上がISO1600、下がISO200に設定して撮影したものです。

これだとややわかりづらいので、写真を明るくして拡大してみました。


008_20120626154158.jpg

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もうクオリティでかなりの差が現れていると思います。

ISOというのは今はどのデジカメにもついてると思いますが「高感度」のことです。

感度をよくすることによって、暗い部屋や夜景など速いシャッタースピードで撮ることが出来、手ぶれによる写真のボケをなくす機能なのですが、短いシャッター時間ではやはり「あいまい」な画像しか撮れないのです。
その「あいまい」なものをカメラ側のコンビュータが「それらしく」調整処理し、映像に写し出すのですが、やはり必要な情報量が少ないため、スカスカな部分をノイズで埋めるといういわば「擬似的な」映像となります。

この「高感度設定」を一番低くすることによりシャッタースピードの時間は大幅に伸びますが、その分必要な情報量は全てカメラ内に収めることが出来、先程の画像のようなクリアでシャープな映像を得ることができるのです。

当然シャッタースピードが遅くなる分、手での撮影は不可能となるので、三脚を使用し、そしてタイマー(2秒とか5秒の)設定を推奨します。



その3 明度の使い分け



これは「好き」「嫌い」が分かれる部分ではありますが、自分は模型作品は全てを見せなくてもよいという考えです。


010_20120626154156.jpg

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この2つの画像、最初のはオート撮ったもので、2つ目は明度を下げた設定になります。

どちらのほうが迫力があるでしょうか。自分には2つ目のほうが写真から伝わる迫力というものを感じるのです。

もちろん、最初のほうが全てのディテールがクリアに見えていますが「作品として」見た時はやはり2つ目のほうが好きです。


012_20120626154227.jpg


車のフォトギャラリーなどもそうですが「臨場感」や「迫力」というものをつけたい場合は、このように暗い背景と、がっつりとコントラストのある陰影をつけたほうがインパクトという点で大きなアドバンテージとなると思います。



その4  場合によってレフ板を使用する

写真やその部位によって、明度を下げていい場合とよくない場合があります。


013_20120626154226.jpg


写真右のように暗いバックパックのディテールなどを見せたい場合、写真では光が上方向からしか当たらないため、ややわかりづらくなっています。

ですが、下のほうにレフ板を置いて光を反射させて、その部分を照射することで、バックパックのディテールもやや形状をクリアに見せることができます(写真左)

レフ板は板にアルミホイルを巻いて自作してもいいですが、ちいさいものなら\1000以内で買えるので買っておいてもよいと思います(自分のは600円でした)。


ざっとですが以上になります。

今回のこの撮影方法は、あくまで「たくさんある撮影方法の一つ」です。

本格的な撮影機材や高額な一眼レフカメラを購入すればもっと違う方法になりますが、現在自分がしている方法は「お金をかけずに自分が一番有効だと思った撮影方法」になります。

ですが「少し撮影に悩んでいる」「そろそろケータイカメラをやめて、撮影したいが撮影の仕方がよくわからない」と思っている方は是非一度この方法にて試してみてください^^特に「その1」と「その2」は結構使えると思います。


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最後にケータイで撮ったサザビーと、今回のこの撮影方法で撮ったサザビーを載せておきます。

やっぱり違いますよね(^^;

ではでは、また次回です。

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