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2013-02-20 16:33 | カテゴリ:MG νガンダム ver.Ka

ずいぶんと間隔が空いてしまいました。。

さぼっていたわけでもなく、ほぼ毎日のように作業はしていたのですが、約10日間を予定していた「腰部、脚部」の改修が、想像をはるかに越える手強さで。。

最新キット、サイコフレームの開閉ギミックが盛り込まれた脚部には特に製作が難航、一つの部位に約一ヶ月。。というのはもちろん初めての経験で作業時間はもちろんの事、メンタル的にもかなりタフな作業となってしまいました(何度か心も折れそうに)

そして今日は、この作品でエントリーさせていただこうと思っていた「ずをコン」の締め切り日。。

期日に間に合わないこととなってしまいましたが(大変申し訳ありません。。)、このまま製作を続けてなんとか遅刻しても大会にすこしでも参加出来ればいいなと思っています。

しかしながら、今回のこの「ずをコン」の一番の主旨でもある

モデラー同士の交流

これを自分は当初「どうしたら今よりももっとモデラーさんと知り合えるのだろう。。」と。
まだ模型に出戻って日数が少ない分、知り合いの方々が少ない自分。

そこで今回初めて本格的に「Twitter」をおそるおそる始め、そこで製作途中などをアップし、同じずをコン作品を製作されている方々や、ずをコン以外の作品を作られてるモデラーの方々とも多く知り合い、そして交流させていただくこととができました。

気づけば去年の12月には30人ほどだったフォロワーさんが、今で270人くらいにまでフォローしていただき、自分もほぼ毎日楽しくモデラーの皆さんと交流させていただいております。

皆さんの作品(製作途中)を拝見し、時にお互い励ましあったり、意見を出し合ったり、ハウツーを教えあったり。。そしてなにより「いい刺激」を多くの方々からいただける。。

もちろん今までブログを通してでもそれはさせていただいてましたが、ツイッターは「気軽さ」と「レスポンスの早さ」「簡易的な使い方」ではとても有効なものではないかなと思います。

また次回作はどうなるかはわかりませんが、このνガンダム製作は、最後までツイッターでまず簡易先行公開、のちに解説を加えてブログにまとめて。。という形でいきたいと思います。

期日には間に合いませんでしたが(重ね重ね申し訳ありません)、自分の初めての「ずをコン」は、本当に「参加してよかった」と思えるものでした。
このような「モデラー交流のためのコンテスト」を開催していただいた主催者の「かずを」さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからは、いよいよしっかり期日に間に合わせた皆さんの素晴らしいずをコン作品公開(本当にものすごい作品群ですよ、皆さん必見です)、そして3/16のアキバでの打ち上げ等、また引き続き「ずをコン」を楽しんでいけたらいいなと思っております。

モデラーの皆様、これからもちょくちょく顔を出していくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m








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MG νガンダム製作 【腰部・脚部】


実はまだ全部は終わっていないのですが、あまりにブログを更新しないのもいけないなと思い、少しやり残した部分も含めて解説し、それを「νガンダム製作記 第4回目」といたします。



前回は頭部・胸部・腹部までがほぼ終わった状態でしたが、今回は「下半身(腰部・脚部)」。



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まずは腰部から。


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ノーマルキットとの比較。


腰部で変更を加えたのは

・フロントアーマーの形状変更及びディテール

・股間アーマーの形状変更及びディテール


この2点、そして後でも説明しますが、中の「股関節」も若干変更しています。

今回のこの自分が製作しているνガンダムは「全身サイコフレームなし」で作っています。
もちろん「サイコフレーム否定派」などというたいそうなものではなく、ただ単純に


自分が作るνガンダムであれば、やはり20数年前に映画館で見たあのνガンダムをリスペクトして作りたい


と思っているだけです。常にガンダムの世界は「後付け」という設定やストーリーが加えられ、そしてその「ガンダムワールド」というものは拡大し、そして今後も拡がりつづけていくものです。

ですので「後付け」に対し反抗心も反発心も持ち併せておりませんが、ただ「単純に」今回はそうしただけなのです。


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その「サイコフレームなし」に準じてフロントアーマーも変更。
製作記第1回でも書いたワイドなサイド部分をややスリムに変更。

ディテールに関して少し。。

このνガンダム ver.KAはディテールに関しても

ユニコーンガンダムの前身機

というディテールラインがあちらこちらに感じるものがありました。
今回はそういうディテールは全て一度消して、新規でディテールやパネルラインを加えています。

簡単に言うなら

すこしカッコよすぎのラインをやや古くさいメカらしさを感じるラインへ

これを目標にいたしました。





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脚部




ノーマルキットとの比較


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まずは大腿(太もも)から。
ここは既存のカット(サイコフレーム発動モード時の分割ライン)をなんとかうまく利用できないかということで、このようなラインカットを選択。
そして装甲の厚みを取り、ところどころにスリットを入れ、プラバンを乗せ段落ち風に仕上げました。
剥き出しになった内部フレームにはプラバンで「それらしい」ものを作って貼っています。

これによって、やや「太すぎた太もも」をスマートに。



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そしてヒザ部分。

ここはまだ細かいディテールの追加などが後回しなのですが(目立つ部分なので、ディテールも少し全体のバランスを見てから最後に)ここもサイコフレーム発動モード時の分割ラインがあったため、一度全てをくっつけて、そこから新規で分割。



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そして、ヒザのトップの位置を図のように変更。ここはパテを使用。


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横からのほうがトップの位置が下がっているのがわかりやすいかと思います。
これは以前ここでも書いた「支点の移動」ではなく、ただ単にこのラインのほうが「自分は好き」というもので変更いたしました。



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スネ部分

ここは上部の分割ラインを接合し、やや短すぎると感じたアーマーを下に延長。
そしてやや厚みがありすぎと感じたので、薄く成形しています。

横から。最大部分で4mmの延長。



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ふくらはぎ部分

ここにもサイコフレーム分割ラインがあったので、全て一度接合し、ギリギリまで薄く加工し、新規に分割ラインを。
ここはもうすこしディテールを加えていきますが、目立つ部分なのでこれも最後に。




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ふくらはぎバーニア部分

ここは2つついているバーニアの枠をそのまま使用。ただしバーニア部分のカバーもギリギリまで薄く加工しています。
丸みを帯びたラインを角張ったラインに変え、形状もやや変更。ディテールも新規に追加。
バーニアは先日のオフ会で拳王さんからご好意でいただいた「拳王バーニア」を使用(拳王さん、ありがとうございます!)。



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左が拳王バーニア、右がノーマルを薄くし塗装したもの。
アイアンで塗装後、すこし焦げたような感じを出すためグラテーションを軽めにかけています。



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あと見えにくい場所ですが、脚の下の隙間がかなり大きかったので、この部分にもプラバンで作成したフィンを10枚ほど入れています(一部分しか見えませんが実はかなりの大きさです(^^;)




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脚部全体。
股関節を上部にやや移動させ(2~3mm)脚をやや短くいたしました。
やはり少し「長過ぎる脚の長さ」がこのνガンダムで気になっていた場所だったので。。


とりあえず、現状はこんな感じで製作をすすめております。
スリッパや、腕部、バックパックなど残っておりますが、脚部は本当に時間がかかってしまった部分で

・形状の変更
・パーツの厚みの除去
・サイコフレーム発動モードによる分割ラインの結合そして再分割
・既存ディテールの撤廃と新規追加ディテール
・さらに内部フレーム(発動ギミック等)の処理」

本当に苦労させられました。。
でも、一番の「山」は越えたと思いますので、このまま引き続き製作を続けてまいります。


最後に1つだけ。

このνガンダム全体を通してしていることが「パーツの厚み」を取ること。
これは、今回のνガンダム製作上、大事にしている一つでもある「装甲ではなくカバー的な役割」という解釈のもとで製作しています。

このMG νガンダムにはしっかりとした土台となる内部フレームがあり、その上からさらに厚み1mm以上というパーツ構成はすこし

厚ぼったい

感じがしたのです。
特にνガンダムの場合は

卓越したパイロット能力を持つニュータイプ・アムロレイ専用の「ワンオフ機」

量産タイプにはない安全対策など度外視し機能性面を最優先させたカミソリのような機体、いわば大量生産ではない「F-1カー」や「ファントム機」のような。

そういった部分、そして自分の中にあるνガンダムを加味して考えた時、この「パーツの厚み」というのは必然的に「薄く」なっていったのです。



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次回は「腕部・バックパック篇」となる予定です。
ここはそんなに手間がかからない場所だと思いますので早めに更新できるようがんばります。

では、また次回^^今回も最後までありがとうございました!

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