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2013-04-07 16:06 | カテゴリ:MG νガンダム ver.Ka

こんにちは!


全身02



前回の「ずをコン打ち上げ仕様」

通常であれば全てのパーツの改修工事が終わってから一気に塗装するのですが、今回はすこし「変則」ということで「まずは本体」を先に仕上げました。

その本体のブログ記事に本当に多くの声をいただき、とても驚いてるとともに、感謝の気持ちでいっぱいになっております。
この場を借りて感謝の思いを伝えたいと思います。ありがとうございました。


 このνガンダムは決して1人で作っているものではない


自分の模型製作は「模型作りの楽しさを「作ることで」で伝え、それを皆で共有し、そして皆で楽しんでいきたい」というものが根底にあります。

そして自分は「モデラーでもあるけれど【いち模型ファン】でもあります」
この部分が自分は非常に強いと感じるのです。
模型を作るのも好きですが「他の方々の作品を拝見するのが大好き」なのです。



002_20120628173337.jpg


思えば、ちょうど1年前の今、自分はあの「ネオ・ジオンのフラッグシップ機」サザビーを3ヶ月かけて製作しておりました。

それまでほぼ20年間お休みしていた模型製作を本格的に再開して2〜3ヶ月後ということもあって、自分の周りには「模型(モデラー)仲間と呼べる人が1人もいない」そんな状態でした。
ほとんど誰にも読まれることのない「20回を越えるサザビー製作記」をひたすらSNSの自分のページで書き続けてた日々。


最初から最後まで1人で作ったサザビー

多くの皆様の応援と声に支えられ、生まれたνガンダム


生涯孤独だったシャア・アズナブル

その存在がなくなった後も壁の写真に話しかけるUCのブライトのように、多くの人の心の中で生き続けているアムロ・レイ


因果関係を無理矢理こじつけるわけではないのですが、自分が今までもおそらくこれからも「一番好きなガンダムシリーズは?」と問われたら「逆襲のシャア」と即答するように、やはりこの2つの機体は自分にとって「とても影響が大きく、特別なもの」であることを今回、再び確信することになりました。

ちょうど桜の時期、今年の桜を見ながらふと「去年の今、自分はサザビーの事しか考えてなかったな」と。。そして一年経った今、この「νガンダム」を通じ、本当に多くのモデラーの方々と知り合い、交流させてもらえている「幸せと嬉しさ」を感じているのです。


ぐだぐだと前置きが長くなりましたが、今回はその残りの部分、メイン記事内容を「フィンファンネルの製作」とし、それを「νガンダム製作記 第6回」、次回第7回を「最終回」としたいと思います。


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MG νガンダム製作記.6
【フィンファンネルとフィンファンネルと】



「フィンファンネル」。

その名のとおり「フィン」の形状をしたファンネルで、逆シャア劇中でも

時にすさまじい攻撃力を発揮し、時にアムロとνガンダムを守る防御力も持ちあわす

アムロ・レイの脳波に応じて「彼を守る忠実なしもべ」となるフィンファンネル。

このフィンファンネルをどうしようか。。


劇中のファンネルを何度も繰り返し見て、プラモデル版との一番異なる部分


劇中ファンネル1

劇中ファンネル2



見てのとおり劇中のフィンファンネルはとても鋭角でシャープ。

劇中でもファンネルを外し武装解除したアムロにヤクト・ドーガに乗るギュネイが思わず

「放熱板がなんだ!」

とファンネルと気づかず、ただの「放熱板」と勘違いしてしまうほど薄く、まさに「フィン」だったと思うのです。

それに比べてプラモデル版は。。


ノーマル太い



とてもぶ厚いのです。安全対策のためだったり、パーツの破損の防ぐための「厚み」。

これではとても「フィン(放熱板)」には見えない(ギュネイもさすがに間違えないかもしれません)



ファンネル薄く



そこでこれをまず薄く加工。


ファンネル薄く2



本当にギリギリまで薄くしました。


ファンネル薄く3



上がノーマル、下が加工後。
下の「紺」の部分も薄く削り出来るだけ「劇中のイメージ」に近づけるようにいたしました。


ファンネル薄く4


これを出来るだけ均等の薄さになるように計12枚。
写真はないですが、下の紺の部分もあるので合計24枚の薄々加工。。(大変でした。。泣)



スラスター


ファンネルのスラスター部分も「丸みのある甘いエッジ」をしっかりと面出し整面。これも同じのを6個。
単調な黄色い部分には「段落ちモールド」を作成(同じのを12個)



塗装後ディテール比較


ディテールは新規に追加。

「近未来的なファンネルの創造」

とアナハイムエレクトロニクスのエンジニアが託したと想定し、出来るかぎり余分なモールドは入れず、そしてあくまで「フィン」ぽさを意識し、パネルラインや凹、凸モールド、コーションデカールも必要最低限に。


塗装後ディテール比較2


全体はこうなりました。


塗装後ディテール比較3


これを12枚作成。。。(笑)



装備時


装備時はこのようになります。



薄さ比較



塗装後、ノーマルとの比較です。


以上が「このνガンダムに装備するフィンファンネル」になります。

あくまで「フィン」の形状にこだわり、そして「近未来的なものをどこか感じられるライン」
そういった部分を意識して製作いたしました。


最後にもう一つ、このファンネルは表面はご欄いただいたとおり薄く成型してますが、実は裏側も余分な部分を削り「軽量化」を図っています。

これは、このνガンダムを組まれた方はわかると思いますが、ファンネルの「重さ」にすこし問題があり、装備時にファンネルがポロポロと取れてしまうのです。体も斜めに傾いてしまい「立たせた状態でのプロポーションのキープ」がかなり困難だったため裏側もギリギリまで削り、かなりの「軽量化」を施しました(本当に軽いです 笑)。

その効果は自分も驚くほどで、直立状態でのプロポーションキープが容易になり、また体の傾きもなく、そしてファンネルがポロポロと外れる事もなくなりました。


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今回も長くなりましたが、次回でこのνガンダム製作記は最終回となります。

そして昨日でνガンダム完成いたしました。結局4ヶ月もかかってしまいましたが。。(汗)

次回最終回はもちろん今回のフィンファンネル装備時での撮影、すこしアクションポーズなども含め、また、出来るかぎり改修ポイントなどの解説も含め更新してまいりたいと思います。



石ころ


ちょっと暗めで。。^^;


本体部分も前回から若干変更しておりますので、4ヶ月にわたった「νガンダム製作記 最終回」近いうちに更新できるようがんばります!

ではでは、また次回!^^

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